文字サイズ
    生活

    恋人いない?いらない?若者たちのホンネ

    コンサルタント/コラムニスト 木村隆志
     若者の恋愛離れが止まらない。交際相手、つまり恋人がいない未婚の男女の割合が過去最高になったという。この理由については、いわゆる「草食化」や「経済的な余裕がない」など様々な分析がなされてきた。実際のところはどうなのだろうか。恋愛に悩む多くの男女の本音に接してきたコンサルタントの木村隆志さんに分析してもらった。

    • 「交際相手がいない」人の割合は男女とも過去最高になった
      「交際相手がいない」人の割合は男女とも過去最高になった

     9月15日、国立社会保障・人口問題研究所が、2015年に実施した『第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)』の結果概要を発表しました。

     その中で注目を集めたのは、「交際相手のいない未婚者(18~34歳)が男女とも過去最高になった」というデータ。男性69.8%(前回調査61.4%)、女性59.1%(同49.5%)に恋人がいないというのです。

     5年前の前回調査より、男女ともに約1割も上がった理由は、どんなものが考えられるのでしょうか。私のもとに寄せられた未婚者たちの声を挙げながら、その理由に迫っていきます。

    結婚したいけど恋人はいなくてもいい

     「どうして男女で恋人のいない割合が違うの?」と思った人がいるかもしれませんが、これは単純な人口の違い。20・30代の未婚者は「男性のほうが約150万人以上多い」とされているだけに、男女が1対1で交際すると男性が余ってしまうのです。男性約7割:女性約6割という1割の差が生まれるのはこのためであり、決して多くの男性が二股をしているからではないでしょう。

     しかし、未婚者たちは「決して恋人がいらない」と思っているわけではありません。今回の調査でも、男性の85.7%(前回調査86.3%)、女性の89.3%(同89.4%)が「いずれは結婚しようと思っている」と回答していました。

     つまり、「恋愛して、いつかは結婚したい」とは思っているものの、現時点では「できなくてもいい」、あるいは「現実的に難しい」と考えているということ。潜在的なモチベーションが、いっこうに顕在化しないまま、歳月だけが過ぎているのです。

     これほど恋人がいない男女が増えたのは、「普通に恋人ができる人も、前向きに作ろうとしていない」ことの表れ。「異性の友人や仲のいい同僚はいるから、それなりに恋人同士になるチャンスもあるけど、あえてそうしようと思わない」。それどころか、「デートはするけど、その相手と付き合う気はない」という人もいるくらいです。

     結婚願望があるはずなのに、なぜそう思ってしまうのでしょうか? 男女それぞれに理由があるのです。

    2016年09月27日 13時27分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP

    目力アップ♪

    疲れをほぐして、イキイキと!