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    政治

    70年後に見えてきた白洲次郎の意外な事実

    読売新聞調査研究本部主任研究員 舟槻格致
     日本国憲法は11月3日に、「公布70周年」の節目を迎える。連合国軍総司令部(GHQ)による「押し付け」で作られたとされる憲法の制定当時、GHQとの交渉で苦闘しながら活躍したことで知られる白洲次郎の実像に、読売新聞調査研究本部で憲法問題担当の舟槻格致主任研究員が迫る。

    今なお「日本で一番カッコイイ男」

    • 旧白洲邸「武相荘」の一室で白洲次郎の思い出を語る牧山さん夫妻
      旧白洲邸「武相荘」の一室で白洲次郎の思い出を語る牧山さん夫妻

     白洲次郎(1902~85年)の典型的なイメージといえば、戦前のヨーロッパ大陸で、ベントレーやブガッティを乗り回したダンディーな日本人。イギリス貴族仕込みのブリティッシュ・イングリッシュで、憲法を巡っては、政府の「終戦連絡中央事務局次長」として連合国軍総司令部(GHQ)に正面から戦いを挑み、吉田茂首相を助けた男――。こんな辺りだろうか。

     NHKのドラマなどを通じて人気が沸騰し、今なお「日本で一番カッコイイ男」とまで言われる人物の生き方は、調べれば調べるほど興味深い。だが、女婿の牧山圭男(よしお)・長女の牧山桂子(かつらこ)夫妻に話を伺うと、一般的に抱かれる人物像とはちょっと違う白洲の姿も浮かび上がってくる。夫妻の話も踏まえて、白洲の実像と日本の戦後史に与えた影響を考えてみたい。

    2016年10月21日 12時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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