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    テレビ

    「べっぴんさん」生瀬勝久演じる父のモデルがすごい!

    ノンフィクション作家 中野明
     高級子供服メーカー・ファミリアの創業者をモデルにしたNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」にはもう1人、日本人にはなじみ深いアパレル会社の創業者の姿が描かれている。ヒロインの父親のモデルで、「レナウン」の基礎を築いた佐々木 八十八 ( やそはち ) だ。生瀬勝久演じるその人の、心優しき「スーパー 商人 ( あきんど ) 」人生をたどった。

    坂東五十八のモデル「佐々木八十八」とは?

    • 坂東五十八のモデル、佐々木八十八(左)と妻の倆子(レナウン提供)
      坂東五十八のモデル、佐々木八十八(左)と妻の倆子(レナウン提供)

     NHKの連続テレビ小説「べっぴんさん」は、番組スタートから8週間を経て、2週目以外は連続20%超えと堅調な人気を維持している。その間のヒロイン坂東すみれを演じる芳根京子の人気上昇もさることながら、生瀬勝久演じる、すみれの父親・坂東五十八(いそや)のキャラクターも(ちまた)で話題になっている。

     ご承知のように、坂東すみれは高級子供服メーカーのファミリアを創業した坂野(ばんの)惇子(あつこ)をモデルにしている。この坂野惇子の実父は佐々木八十八といった。八十八が生瀬の演じる坂東五十八のモデルにほかならない。

     五十八の人気が急上昇しているのは、どこか体当たりで、どこかひょうきんな、生瀬の演技に起因するところが大だろう。たとえばこんな場面があった。「ベビーショップあさや」を開店したすみれは、五十八から、お店のセールスポイントを三つ挙げよと言われる。すみれは悩んだ揚げ句、三つ目のセールスポイントとして「ベビー相談室」の開設を挙げる。

     すみれの答えに対して五十八は、

     「なんちゅうエエ考えや!」

     と、大きな目をむいて激励する。大袈裟(おおげさ)な演技のようでもあるが、そこに、そこはかとなく親しみを覚えてしまうのだから不思議だ。

     では、生瀬が演じる五十八のモデル佐々木八十八は、本当に娘思いの優しい父親だったのか。そもそも佐々木八十八とは、どのような人物だったのか。その人物像に迫りたい。

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    2016年12月03日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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