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    今年こそ「三日坊主」を克服するワクワク大作戦

    東京大学大学院教育学研究科教授 牧野篤
     一年の計は元旦にあり。今年こそ、「ダイエットで5キロ減量」「フルマラソンに挑戦」「毎日受験勉強に励むぞ」……。新年を迎え、1年の目標を思い描く人も多いのではないだろうか。ところが、毎日コツコツと継続することは難しく、三日坊主になって自己嫌悪に陥ることも。三日坊主を克服することはできないのか。東大大学院の牧野篤教授が目からうろこの戦略を披露する。

    東大生は頭がいい?

    • 今年こそ減量したいと考える人も(画像はイメージ)
      今年こそ減量したいと考える人も(画像はイメージ)

     唐突ですが、東大生は頭がいいとお思いでしょうか。

    確かに、頭がいいのです。私も東大生と接していて、やっぱり他の大学の学生たちとは違うなあ、と思うことがよくあります。しかし、中にはとても頭がいいのに、とても「頭が悪い」学生もいるのです。

     頭がいいのに頭が悪い――。なんだか禅問答のようですが、これは、どういうことでしょうか?

     「頭が悪い」学生は、自分と社会を新しくつくる「運動」をやめてしまっているのです。

    他人の立場になって自分を眺める

     こういう学生は、人と対話をすることができません。いつも、人から「君は偉い」と言ってもらわないと自分を保てません。しかも、内省することもできません。他人の立場になって、自分を眺めることができません。だからこそ、自分を人よりも高みに置こうとするのです。

     これって、毎朝の電車の中で出会う、イライラして、いがみあわんばかりの人たちと同じではないでしょうか。電車のドア付近に陣取って、テコでも動かず、乗降客の通行を妨げている人がいます。「一歩動けば、みんな気持ちよく乗り降りできるのに……」。こんなふうに、思ったことはないでしょうか。

     「三日坊主なんてだらしない」「コツコツ同じことを継続しなさい」と自分や他人に強要する考え方は、こんな朝のラッシュアワーに見かける不機嫌な人たちと同じようなものです。

     そろそろ、同じことを同じように続けるのが“美徳”のような考え方を改めてはいかがでしょう。

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    2017年01月02日 05時55分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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