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    生活

    「カフェ」併設も…コインランドリー急増のワケ

    メディア局編集部 田中昌義

    今までのイメージを払拭したい

     「コインランドリーと言えば、『40、50代の中年男性が時間をつぶしている場所』といったイメージを抱く人が少なくなく、女性の中には『怖い』とさえ思っている方もいる。そういった今までのコインランドリーのイメージを払拭できないかと考えた」。そう説明するのは、エコウォッシュカフェを運営する「まちづくりコーポレーション」(本社・東京都世田谷区)の玉置淳介社長だ。

    • 「エコウォッシュカフェ」は幹線道路沿いにあり、車で来店する客が多い
      「エコウォッシュカフェ」は幹線道路沿いにあり、車で来店する客が多い

     エコウォッシュカフェは2015年3月にオープン。女性が安心して入店し、快適に過ごせるようにと、店内が明るく見えやすいガラス張りにし、数か所に防犯カメラを設置している。「女性のお客様はもちろん、週末には家族連れの姿も目立つ。今までのコインランドリーの風景を変えることができたのではないか」と玉置社長は話す。同社は17年度に、埼玉や千葉などに計5店舗をオープンする計画だ。

    パンケーキ店を併設

    • パンケーキ店とコインランドリーが“合体”した「ニノーバル・ウォッシュ・カフェ吹田紫金山店」
      パンケーキ店とコインランドリーが“合体”した「ニノーバル・ウォッシュ・カフェ吹田紫金山店」

     大阪府吹田市の「ニノーバル・ウォッシュ・カフェ吹田紫金山店」は、パンケーキ店が併設されたコインランドリーだ。関西一円でクリーニング店やコインランドリー店を展開する「ノムラクリーニング」(本社・大阪府八尾市)が、大阪市内にある人気パンケーキ店「ニノーバル カフェ」と提携して16年7月にオープンした。洗濯や乾燥が終わるのを待つ間、パンケーキや自家焙煎(ばいせん)のコーヒーなどが楽しめる。

     ノムラクリーニング経営企画室長兼営業本部長の米田健太郎さんは「日常の洗濯を『しなければならないもの』から『したくなるもの』に変えたいと考えた。昔の女性たちは、井戸の周りでおしゃべりを楽しみながら洗濯をしたもの。そこで、『平成の井戸端会議ができる店』をイメージして当店を作った」と解説する。実際、常連の女性客同士が親しくなり、茶飲み話に花を咲かせている姿もよく見られるという。今年3月には大阪府泉大津市に2号店をオープンする予定だ。

     このほかにも、家庭用品などを扱う商社「藤栄」(本社・東京都目黒区)が今夏、ドイツ・ベルリンで人気のカフェ併設型コインランドリー「フレディ レック・ウォッシュサロン」の日本第1号店を都内にオープンする予定など、ユニークなコインランドリーが次々と登場する見通しだ。

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    2017年01月04日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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