<速報> 韓国の朴槿恵・前大統領を逮捕…検察特別捜査本部
    文字サイズ
    働く

    「残業ゼロ」でも「趣味ゼロ」という大問題

    MCJ取締役 安井元康
     月末の金曜に退社時間を早めるよう企業に呼びかける「プレミアムフライデー」が、2月24日に初めて実施されることになった。しかし、皮肉なことに、退社時間が早まっても、「何をしていいのか分からない」と困惑する「趣味ゼロ」人間も多いようだ。「ワーク・ライフ・バランス」が叫ばれて久しいが、仕事でも私生活でも充実した生活を送るにはどうすればいいのか? 『非学歴エリート』や『99・9%の人間関係はいらない』などの著書があり、会社員の働き方やキャリア問題にくわしいコンピューター関連会社・MCJ取締役の安井元康さんが「趣味ゼロ」問題への対処法を提案する。

    退社時間早める「プレミアムフライデー」を2月に実施

    • 2月24日に「プレミアムフライデー」が初めて実施されるが……(画像はイメージ)
      2月24日に「プレミアムフライデー」が初めて実施されるが……(画像はイメージ)

     電通社員の過労死を受けて、「残業ゼロ」がスローガンになり、長時間勤務を改善しようという動きが加速している。ファミリーレストランやファストフードのように24時間営業を見直す動きが個々の業界であるほか、政府と経団連が官民を挙げて「プレミアムフライデー」の普及をめざす運動も始まった。

     「プレミアムフライデー」とは、毎月最終週の金曜日の午後3時に、社員に退社を促す試みだ。消費の活性化も同時に狙っている。

     この動きを世間はどうとらえているのだろうか。「週末を利用して海外旅行にだって行ける」など、歓迎する声も多いと聞く。だが、ちょっと待ってほしい。

     筆者が東洋経済オンラインで連載中の「非学歴エリートの熱血キャリア相談」に寄せられる声に耳を傾けると、「趣味がない」という悩みが少なくない。私の知るコンサルタント会社や投資銀行などに勤務している人の中には、「週末になって仕事がなくなると、何をしていいのかよく分からない」と真面目な顔をして言う人がよくいる。それも、40代の人たちに目立つ。

     問題なのは、彼ら「趣味ゼロ」人間がまったく幸せそうに見えず、そういったことを言えば言うほど「イタイ人」と、若い社員から思われていることを自覚していないことだ。これは極端な例だとしても、週末は寝て過ごす、というタイプの人も大いに気をつけるべきだろう。

     平日は会社や仕事にスケジュールを強制的に決められる受け身の生活をし、一方で自分に裁量があるはずの週末は何もしない。これでは自分の人生を生きているのではなく、周りにいいように使われる、受け身の“サンドバッグ人生”でしかない。

    【あわせて読みたい】
    我慢するだけじゃない…50代「ゆでガエル」たち
    ビジネスに役立つ! 落語家に学ぶ「職場の処世術」
    なぜ死ぬまで働くのか…「過労死白書」のウラ
    「それ」が消えれば、働き方とオフィスは激変する

    2017年01月06日 10時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP