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    生活

    「無料点検」に注意! 悪質リフォーム撃退4か条

    不動産コンサルタント 長嶋修

    求めていたものと全く違う形に

    • 悪質リフォームの被害に遭いやすいのは一戸建てに住む高齢者(写真はイメージです)
      悪質リフォームの被害に遭いやすいのは一戸建てに住む高齢者(写真はイメージです)

     長年住んだ自宅マンションの全面的なリフォームを検討していたBさんは、複数の業者から見積もりを取り、価格が圧倒的に安いX社にリフォームを依頼。ところが、工事が始まってみると、「おかしい」と思うことが次々と起こりました。

     実際に行われたリフォームは、Bさんが思い描いていたものとは大きく食い違っていたのです。例えば、見積書に「室内一式」と書いてあったことから、Bさんは室内がすべて新しくなるものだと思っていました。ところが、床と壁と天井はきれいになったものの、扉などの建具や建具枠はそのままとのこと。

     この時点になってようやく、格安に見えたリフォーム業者の見積もりはあまりに大雑把であったことに気づきます。

     他社の見積もりとよくよく見比べてみると、他社の見積もりの細かさに比べて、契約したX社の見積もりはすべて「一式」との記載しかありませんでした。どこからどこまでがリフォームの範囲なのかはっきり明示されていなかったのです。

     また、設備機器などの品番も書かれていないため、どんなグレードの設備や機器が設置されるのかも不明でした。

    手口もますます巧妙に

    • 「このままでは大変なことになる」と言って業者はリフォームを勧める(写真はイメージです)
      「このままでは大変なことになる」と言って業者はリフォームを勧める(写真はイメージです)

     消費者庁は、こうした不要不急の住宅リフォーム工事の訪問販売を行う事案が多く発生しているとして、「突然の訪問に注意」「安価な金額でもすぐ契約しない」「『近所で工事をやっている』と言われても安心しない」「必ず複数社から見積もりをとること」「契約後8日間以内ならクーリングオフが可能」といった注意点や対処法を呼びかけています。

     とはいえ、一見好青年風のセールスマンがやってきたり、最初は少額工事で安心させておいて、後から次々と工事を提案したりするなど、手口はますます巧妙化しています。最近は営業マンや上司風の人が次々とやってきては工事を勧める「劇場型」も登場しているようですので、気を抜けません。

     自宅をリフォームするなら、きちんとした業者に頼みたいというのは、だれもが願うことです。では、良い業者とそうでない業者の見分け方とはどういったものでしょうか。ここでは、マンションを前提としてチェックポイントを4つ挙げてみます(一戸建ての場合はポイント4を除く1~3に注意)。

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    2017年01月09日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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