文字サイズ
    生活

    「無料点検」に注意! 悪質リフォーム撃退4か条

    不動産コンサルタント 長嶋修

    ポイント3「竣工図を確認していること」

    • リフォームの打ち合わせは入念に(写真はイメージです)
      リフォームの打ち合わせは入念に(写真はイメージです)

     簡単な工事ならまだしも、一定規模以上のリフォームや修復の場合、あなたが希望している内容の工事ができるかどうかは本来、建物が最初にできた時の状態を記した「竣工図」を確認しなければわからず、まともな見積もりも出せません。

     竣工図とは、建物を新築する時に発生した設計変更などを元の設計図に反映させた図面のことです。配管や配線などは工事中に変更されることも珍しくありません。修繕やリフォームの際には、原状を把握するために、設計図ではなく竣工図が必要になってくるのです。

    ポイント4「管理規約を閲覧していること」

     マンションの管理規約には、例えば、音にまつわるトラブルを防ぐために、使用できるフローリングの等級が規定されていたり、工事を実施する前に管理組合に対して行う必要がある手続きやリフォームが可能な曜日などが定められていたりします。

     工事可能なリフォームの範囲や工程を割り出すには管理規約の確認が不可欠です。仮に管理規約を業者に預ける場合には「預り証」を交付してもらいましょう。

     国民生活センターに寄せられた相談の中には、高齢の親がリフォームの契約したことを息子や娘が不審に思い、不要なリフォームが発覚したケースもあったようです。こうならないためにも、離れた実家に住む親とは日ごろからよくコミュニケーションをとっておくことが大切です。

    【あわせて読みたい】
    ゴーストタウンがあちこちに? 空き家が蝕む日本の未来
    突然の空き家相続…どうする「負の遺産」
    伸びる会社(4) 家は買う前に品質を調べる
    “新築好き”日本で中古住宅取引は活性化するか?
    あなたのマンションは「2020年問題」を乗り切れるか?!

    プロフィル
    長嶋修( ながしま・おさむ
     不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である「不動産の達人」株式会社さくら事務所を設立、現会長。以降、様々な活動を通して"第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント"としての地位を築いた。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任している。
     2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。また自身の個人事務所(長嶋修事務所)でTV等メディア出演、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。『これから3年不動産とどう付き合うか』(日本経済新聞出版社)、『「空き家」が蝕む日本』(ポプラ社)ほか、著書多数。新著に『不動産投資 成功の実践法則50』(ソーテック社)。

    2017年01月09日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP