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    経済

    打倒てんや!?セブン&アイが天丼店を開くワケ

    経済ジャーナリスト 高井尚之
     ファミリーレストラン「デニーズ」などを展開するセブン&アイ・フードシステムが、東京都内に天丼専門店「まん天丼」をオープンし、天丼専門店の本格運営に乗り出した。実はこのところ、セブン&アイのほかにも、外食チェーンが天丼・天ぷら専門店に進出するケースが目立っている。低価格で天丼が食べられる「ワンコイン天丼」の分野では、国内外に約200店舗を展開するテンコーポレーションの「天丼てんや」が“一人勝ち”の状況だが、果たして後発の各社は「てんや」の牙城を切り崩すことができるのか。経済ジャーナリストの高井尚之氏が読み解く。

    外食チェーンが次々参入

    • 低価格で天丼が食べられることで人気の「てんや」
      低価格で天丼が食べられることで人気の「てんや」

     2017年は「天丼戦争」が始まるかもしれない。セブン&アイ・フードシステムの「まん天丼」、牛丼店「松屋」を展開する松屋フーズの「、松(てんまつ)」、ファミレス「和食さと」を展開するサトレストランシステムズの「さん天」など、「天丼てんや」の成功に続けとばかりに、外食チェーンが次々と天丼・天ぷら専門店の運営に乗り出してきたのだ。

     ご存じのない読者のために、まず「てんや」の紹介から始めよう。昭和の時代、街の飲食店で値の張る食べ物だった天丼を、手頃な価格で提供して身近な存在に変えた店が「てんや」だ。天丼がワンコイン(500円玉)から食べられるほか、多彩なメニューを取りそろえている。後述するが、仕事帰りなどに軽くアルコール類を口にする「ちょい飲み」や「持ち帰り」の需要にも強い。

     「てんや」を運営するテンコーポレーションは、かつて日本マクドナルドに勤めていた岩下善夫氏が1989年に創業した。テンコーポレーションは2005年、ファミレスチェーン「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルホールディングスの傘下に入ったが、店舗運営の基本は創業当時とほぼ変わっていない。

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    2017年01月27日 14時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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