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    自動車

    トヨタがプリウスに太陽光システムを付けたワケ

    モータージャーナリスト 御堀直嗣
     トヨタ自動車が、家庭で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)「プリウスPHV」の新型車を発売した。電気だけで走れる距離を従来の2倍以上(68.2キロ)に伸ばしたほか、太陽光で充電できる「ソーラー充電システム」をオプションで搭載できるのが特徴だ。モータージャーナリストの御堀直嗣氏が、全容が明らかになった新型プリウスの性能を分析するとともに、PHVや電気自動車(EV)の普及拡大を目指すトヨタの課題を探る。

    モーターのみの走行距離、従来の2倍以上

     トヨタが、ハイブリッド車(HV)に次ぐ「次世代環境車の柱」と位置づけるプラグインハイブリッド車の第1弾「プリウスPHV」を発売した。トヨタは2012年、前型プリウスにPHVを車種追加して発売しており、5年ぶりにこれを全面改良したものだ。

     HVとPHVは、いずれもエンジンとモーターを併用して走行するが、PHVはHVのバッテリー容量を増大し、家庭などで駐車中に充電できる機能を加えることで、モーターのみの走行領域を増やしたクルマである。HVは、いわば「省石油」のクルマだったが、PHVに進化することにより、EVほどではないまでも「脱石油」に一歩近づいたと言える。

     従来のHVでも短時間であれば、モーターのみで走行することはできたが、モーターで発進後、間もなくエンジンが動き出すのが常だった。これに対して新型プリウスPHVの場合は、モーターのみで68.2キロ(JC08モード)の距離を走ることができる。この走行距離は、従来のプリウスPHVの2倍以上だ。

     日産自動車のEV「リーフ」などと比べれば、走行距離は4分の1ほどでしかないが、消費者の多くは、通勤や買い物などの日常的な移動なら、50キロほど走行できれば十分に用が足りる。そういう意味で、新型プリウスPHVは、夜のうちに充電しておけば、ガソリンを消費せずに電気だけでクルマを乗りこなせることになる。

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    【動画】新型プリウスPHVの発表会=メディア局ストリーム班撮影

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    2017年02月22日 09時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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