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    スポーツ

    崖っぷちも、開幕投手も…「松坂世代」のいま

    読売新聞編集委員 三宅宏
     プロ野球ソフトバンクの松坂大輔が崖っぷちにいる。36歳。「松坂世代」と呼ばれ、多くの有力選手を輩出した世代も大半がプロの世界を去った。現役にこだわり続けても、松坂同様、もがいている選手は少なくない。一方で、ソフトバンクの和田毅のように、開幕投手の栄誉を勝ち取った選手もいる。「松坂世代」のいまを追った。

    「やればやるほど悩みます」

    • 今季初実戦で2回1失点だった松坂(2017年2月25日、古藤篤撮影)
      今季初実戦で2回1失点だった松坂(2017年2月25日、古藤篤撮影)

     2月25日。侍ジャパン(WBC日本代表)-ソフトバンク戦が行われたKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎から約18キロ離れた宮崎市生目(いきめ)(もり)運動公園・第2野球場のマウンドに、松坂が立っていた。こちらはソフトバンク2軍と巨人2軍の一戦。第1回と第2回のWBCで連続MVPに輝いた松坂にとっては寂しい今季実戦初登板となったが、これが現実だ。

     初回こそ三者凡退で切り抜けたが、二回に崩れた。制球が定まらず、最速142キロのストレートに球威はなく、変化球にはキレがない。四球で走者を出したピンチには、6番・相川に変化球をファウルで粘られ、浮いた直球を痛打された。全盛時の松坂なら変化球で空振りを取れたし、直球で抑え込むこともできた。

     2イニング、41球を投げて、被安打1、3四球、1失点。

     開幕までまだ日があるとはいえ、ゆっくりとした調整が許される立場ではない。初登板に、見るべきところは少なかった。

     「見ての通り、肩にばかり力が入って。やればやるほど悩みます」

     かつての大エースの悩みは深い。

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    2017年03月03日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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