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    スポーツ

    原点は福島…被災バネに成長したヤングなでしこ

    読売新聞運動部 青柳庸介
     2011年3月11日、福島県で東日本大震災に遭ったサッカー少女たちがいた。Jヴィレッジ(福島県広野町、楢葉町)を拠点にしていたJFAアカデミー福島の選手たちだ。震災と東京電力福島第一原発事故の影響で練習環境を失いながら、先が見えなくなった苦難を乗り越え、懸命にサッカーと歩んできた。あれから6年。彼女たちは、日本女子代表(なでしこジャパン)を担っていくまでに成長した。

    震災で事態が暗転

    • シュート練習をする北川(2016年12月2日、青柳庸介撮影)
      シュート練習をする北川(2016年12月2日、青柳庸介撮影)

     3月上旬、ポルトガルで開催された女子サッカーのアルガルベ杯。世代交代を図っているなでしこジャパンに、昨年のU―20(20歳以下)女子ワールドカップ(W杯)パプアニューギニア大会で3位になった「ヤングなでしこ」のメンバーが、新風を吹き込んだ。

     左サイドバックでなでしこデビューを飾った19歳の北川ひかる(浦和)は、その一人。日本サッカー協会が2006年、有望選手を中高一貫でエリート指導するために開校したJFAアカデミー福島の5期生だ。

     北川は金沢市出身。親元を離れてアカデミーに進み、震災当時は中学1年生だった。楢葉町立楢葉中学校に通いながら、勉強とアカデミーの練習とを両立する生活に慣れ、1年が過ぎようとしていた。

     あの日の午前中は、楢葉中の卒業式が行われた。3年生たちの門出を祝ったムードは、震災で暗転した。

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    2017年03月11日 00時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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