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    国際

    日本人もびっくり! 中国人のお花見がマニアックに

    ジャーナリスト 中島恵
     日本を訪れる中国人観光客にとって、「日本でのお花見」は定番の話題になっているという。東京の上野公園や新宿御苑のソメイヨシノだけでなく、最近では伊豆の 河津桜 ( かわづざくら ) や沖縄の 寒緋桜 ( かんひざくら ) など、マニアックとも言えるお花見が関心を呼んでいるそうだ。中国にも桜の名所はあるが、なぜ中国人はそこまでして日本でお花見をしたがるのか。中国事情にくわしいジャーナリストの中島恵さんが、その心理を読み解く。

    河津桜の情報をSNSにアップ

    • 今年は例年より早く開花した河津川沿いの河津桜並木(2月7日、静岡県河津町で、本社ヘリから撮影)
      今年は例年より早く開花した河津川沿いの河津桜並木(2月7日、静岡県河津町で、本社ヘリから撮影)

     あぁ、今年も桜の季節がめぐってきた――。

     私がそう感じたのは2月上旬のことだった。テレビのニュースやワイドショーで見たからではない。中国人の友人が中国版ツイッター、微信(ウィーチャット)で日本の桜前線のニュースを掲載したのを見たのだ。日本人ではなく、中国人がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に載せたほうを先に見たのだから苦笑してしまうが、それくらい最近は日本旅行をする中国人の間でも「日本でのお花見」は定番の話題となっている。

     しかも、そのお花見の内容は年々マニアック化、成熟化してきているように感じるのだ。

     2月17日、ある中国人の友人がSNS上に“今年のお花見”について初投稿した。行き先は神奈川県と静岡県。河津桜の(のぼり)や夜桜を見物する人々、河津桜の並木道に沿って疾走する電車の動画などだった。友人は三浦海岸や茅ヶ崎海岸、河津、沼津などを5泊6日の予定で旅行。その間に河津桜について、たくさんの投稿をした。中国語で書かれていたその投稿の一部を紹介すると、こんな感じだ。

     「河津桜は寒緋桜と大島桜が自然交配してできた品種。半世紀ほど前に河津で発見された。日本の桜の80%はソメイヨシノで河津桜は希少品種。花弁はソメイヨシノよりも大きく、花弁のピンク色も濃い。毎年2~3月に開花する……」

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    2017年03月22日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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