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    スポーツ

    痛みに耐えて頑張った!稀勢の里が歩む名横綱の道

    相撲リポーター 横野レイコ
     大相撲春場所は、新横綱・稀勢の里が大関・照ノ富士に千秋楽の本割、優勝決定戦で2連勝し、2場所連続2度目の優勝を果たした。左肩周辺にケガを負いながらも強行出場し、土壇場で逆転優勝を成し遂げた“奇跡”の舞台裏を、10年以上にわたって稀勢の里を見守り続ける相撲リポーター・横野レイコさんがつづった。

    「言葉にならない」優勝の瞬間

    • 優勝決定戦で照ノ富士(左)を下し、2場所連続2回目の優勝を決めた稀勢の里(2017年3月26日)
      優勝決定戦で照ノ富士(左)を下し、2場所連続2回目の優勝を決めた稀勢の里(2017年3月26日)

     長年、大相撲を取材しているが、こんな体験は初めてだった。26日の春場所千秋楽、13勝1敗で単独首位だった照ノ富士を本割で破った稀勢の里が、続く優勝決定戦でも照ノ富士を小手投げで退け、優勝を決めた瞬間だ。満員御礼のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)には、「奇跡を目撃した」観客の喜びと驚きが大歓声となって爆発し、それが地響きとなって館内を揺らした。

     私の気持ちは「感動」を通り越していた。「言葉にならない」とはこういうことなのか。目には涙がじんわりとにじんできた。

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    2017年03月29日 16時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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