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    生活

    「築地」も取扱量大幅減…卸売市場は生き残れるか

    東京聖栄大学客員教授 藤島廣二
     生鮮食料品の流通拠点として市民生活を支える卸売市場。だが、その取扱量は全国的に減少傾向が続いている。水産物の取扱量で世界最大規模を誇る東京・築地市場でさえ、10年間で3割近くも減少しているのだ。東京都は今月、市場の将来的なあり方などを検討する戦略本部を設置した。卸売市場は今後どうなっていくのか。食品・農水産物流通論が専門の東京聖栄大学客員教授(東京農業大学名誉教授)・藤島廣二氏が解説する。

    「中央」「地方」合わせて全国に約1000か所

    • 観光スポットとしても人気の東京・築地市場では、水産物などの取扱量が減少傾向にある
      観光スポットとしても人気の東京・築地市場では、水産物などの取扱量が減少傾向にある

     東京屈指の観光名所でもある築地市場。豊洲市場への移転問題で揺れている今も、場内には全国から集められた魚介類や青果物などを競り落とす仲卸業者らの威勢の良い声が飛び交い、活気に満ちあふれている。隣接する場外市場も、大勢の買い物客でいつもにぎわっている。

     だが、日本で最もよく知られた卸売市場である築地も、取扱量は年々減少している。2016年の水産物の取扱量は40万9866トンで、06年(57万2617トン)に比べて28%も減っているのだ。

     築地市場は、都内に11か所ある「東京都中央卸売市場」のうちの一つ。卸売市場には、広域的な食品流通を目的に、農林水産大臣の認可を得て地方自治体が開設する「中央卸売市場」と、都道府県知事の許可を得て地方自治体や卸売業者、農協などが開設する「地方卸売市場」がある。現在、中央卸売市場は全国に64か所、地方卸売市場は約1000か所ある。

     卸売市場では、卸売業者が産地から集荷した青果物、水産物、花卉(かき)などの生鮮品を、仲卸業者などに販売する。商品を購入した仲卸業者は、スーパーや飲食店、食品加工業者などの仕入れ担当者に販売する。仕入れ担当者が直接、卸売業者から購入する場合もある。

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    2017年04月07日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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