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    ポケモンGOの「宴」は終わったのか

    メディア局編集部 中根靖明
     2016年7月に配信を開始したスマートフォンゲーム「ポケモンGO」(GO)。スマートフォンを持って歩きながら、登場するキャラクター「ポケモン」を探し、捕まえるだけの簡単なゲームだ。しかし、地図データや位置情報を活用した目新しさなどから、配信されると瞬く間に世界で大ブームが巻き起こった。珍しいポケモンが出現すると話題になった場所などは多くの人でごった返し、運転中にプレーしていた人が死亡事故を起こすなど社会問題にもなった。しかし、最近はプレーする人を目にすることも、すっかり減ったように見える。ブレイクしたブームの「その後」を追った。

    中年男性が「運動」に利用

    • かつて大勢の人でごった返していたお台場海浜公園も、今では人の姿はまばらだ(今年4月中旬、東京都港区で)
      かつて大勢の人でごった返していたお台場海浜公園も、今では人の姿はまばらだ(今年4月中旬、東京都港区で)

     「歩くので運動になるし、普段はこもりがちの家を出るきっかけができて、本当にいいゲームですよ」。4月中旬の平日の夕方、東京・お台場海浜公園を歩きながら、GOで遊んでいた東京都港区の男性(65)はそう言って、ほほ笑んだ。昨年11月に仕事をほぼリタイアした後、趣味を探していてGOにたどり着いたという。

     筆者(中根)は、現地でしばらく眺めてみたが、スマホを持っているプレーヤーはまばらだ。それも大半が中年以上の男性や夫婦。休日になると若いファンが集まってくるというが、配信開始のころほどの人数ではないという。話を聞いた男性も「平日にやっている人は少ないし、そのほとんどが中高年のように見えます」と教えてくれた。

     実は、筆者自身もGOの熱心なプレーヤーで、ポケモン探しに役立つ「GOプラス」をいつもポケットに忍ばせているほどだ。出勤・帰宅時や、休日に出かけたときなどには「同志」がどの程度いるかを観察している。昨年の夏から秋にかけ、街中では頻繁にGOで遊ぶ人を見かけたが、年が明け、桜も散った現在では、プレーヤーの姿はすっかり減ってしまったように見える。かつて熱心にプレーしていた30歳代の同僚も「理由はわからないけど、突然つまらなくなってきて、今ではやらなくなった」と話す。

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    2017年04月28日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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