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    「スナチャ」を過剰に意識するFacebook社の狙いとは

    ITジャーナリスト 松村太郎
     月間アクティブユーザー数が19億人に迫る世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック(Facebook)」や、画像共有サービス「インスタグラム(Instagram)」などを運営する米Facebook社が、10代の若者を中心に支持され、ライバル視する写真共有アプリ「スナップチャット(Snapchat)」に似た機能を、自社のSNSなどに次々に採用している。なぜFacebook社がSnapchatを意識した戦略を次々に打ち出すのか。米国を拠点に活動するITジャーナリスト・松村太郎氏が解説する。

    • 開発者会議で登壇するFacebook社のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)(4月18日、米カリフォルニア州で=筆者撮影)
      開発者会議で登壇するFacebook社のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)(4月18日、米カリフォルニア州で=筆者撮影)

     スマートフォンなどでよく使われるInstagramやメッセージを送受信できる「フェイスブック・メッセンジャー(Facebook Messenger)」、そしてFacebook。スマートフォンを使い始める際に多くの人々が導入するこれらのアプリは、いずれも、Facebook社が開発したものだ。

     世界のアプリ市場を見渡してみると、前述の三つのアプリに、Facebook社が買収したチャットアプリ「ワッツアップ(WhatsApp)」を加えた四つが、世界のアプリ市場の上位5位以内に入っている。モバイルアプリの世界は「フェイスブック社が支配している」といっても過言ではない。

     この上位五つのアプリの残り1枠に食い込んでいるのが、Snapchatだ。Snapchatは、2017年3月に上場を果たした新興企業「スナップ(Snap Inc.)」のアプリ。創業者のエヴァン・スピーゲル(26)とボビー・マーフィー(28)は、上場でおよそ3200億円の資産を手にした。

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    2017年05月02日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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