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    生活

    ヒット商品続々・シャーペンはどこまで進化したか

    メディア局編集部 田中昌義
     数ある文房具の中でも、メーカー各社がとりわけ激しい開発競争を繰り広げているものの一つが、シャープペンシルだ。近年では、「芯が折れない」「芯先がとがり続ける」ことなどをアピールした新商品が続々と発売され、いずれも人気を呼んでいる。「進化するシャーペン」の現状を取材した。

    売り切れ続出「0.2ミリ」自動芯出しシャーペン

    • ぺんてるの「オレンズネロ」
      ぺんてるの「オレンズネロ」

     「商品を出荷してもすぐに売り切れてしまう。生産が追いつかず、お客様にはご迷惑をおかけしています」。メーカーの営業担当者がそんなうれしい悲鳴を上げるほど、好調な売れ行きを見せているのが、今年2月にぺんてるが発売したシャープペンシル「オレンズネロ」だ。

     筆記の際、芯の減り具合に合わせてスライドするペン先のパイプが、常に芯をガードする仕組みを採用している。そのため、直径0.2ミリ、0.3ミリという極細の芯を採用しているにもかかわらず、折れにくいのが特徴だ。

     同社は2014年に「不思議なほど芯が折れないシャープペンシル」とうたった「オレンズ」(定価:500円=税別)を発売。その高価格モデルとなる「オレンズネロ」には、芯径0.2ミリのシャーペンとしては世界で初めて「自動芯出し機構」を搭載した。書き始めの時に1度ノックすれば、ペン先が紙面から離れるたびに自動的に芯が出てくるので、芯がなくなるまで書き続けられるという。

     オレンズネロのペン軸の中には、通常のシャーペンの3倍近い27個の部品が使われている。「これをすべて手作業で組み立てており、ひと月に3000本しか生産できない」(ぺんてるマーケティング推進部)ため、発売以来、品薄状態が続いている。価格は3000円(税別)とシャーペンとしては高額にもかかわらず、ビジネスパーソンをはじめ、中高生の人気も高いという。

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    2017年05月11日 09時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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