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    生活

    世界初「洗濯物折り畳みロボット」は暮らしを変える?

    読売新聞調査研究本部主任研究員 稲沢裕子
     衣類を自動で折り畳む世界初の家庭用ロボット「ランドロイド」が、日本企業の手で開発された。乾いた洗濯物を機械の中に放り込めば、人の手を介さずに1枚ずつきれいに折り畳んでくれる頼もしいロボット。家事の負担を軽減するだけでなく、情報通信技術(ICT)を活用して洋服を管理する「衣類コンシェルジュ」の役割も果たすという。読売新聞調査研究本部の稲沢裕子主任研究員が、暮らしのサポーター役を果たすロボットの「実力」を報告する。

    ロボットアームが仕上げ+仕分け

    • 「ランドロイド」がきっちり折り畳んだ服を持つ阪根信一セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ社長(5月30日、都内の会見で)
      「ランドロイド」がきっちり折り畳んだ服を持つ阪根信一セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ社長(5月30日、都内の会見で)

     世界初となる洗濯物折り畳みロボット「ランドロイド」を開発したのは、新興の技術開発会社セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ(本社・東京)だ。5月30日に都内で行われた発表会では、阪根信一社長が報道陣に実物を披露。同日から予約の受け付けを始め、今年9月から正式な受注申し込みを開始する計画を明らかにした。

     製品名は「ランドリー」(洗濯)と「アンドロイド」(人間型ロボット)の合成語であるものの、公開されたランドロイドは家具調の機械だ。高さ2.2メートル×幅87センチ×奥行き63センチのサイズで、黒と白を基調に、前面を強化ガラス、側面に天然木をあしらい、高級感あふれるクローゼットのたたずまいをしている。デザインは全部で4種類で、いずれのタイプも中央に付いている円形のダイヤルを回して操作する。

     取り込んだ洗濯物を下段の引き出しに入れてスタートさせると、ロボットアームが衣類を1枚ずつ拾い上げ、内蔵カメラが捉えた画像を人工知能(AI)が解析し、種類に応じた適切な畳み方を考えて処理していく。

     洗濯物を折り畳むのには、それなりの時間がかかる。現状では、衣類の種類によって1枚5~12分を要する。このため、ランドロイドは、夜間の就寝時に作業することを想定し、静音設計が施されている。もちろん、朝出かける前にスタートさせ、帰宅時に仕上がっているといった使い方も可能だ。

     ランドロイドの使い始めに衣類を1枚ずつ写真に撮り、「誰のものか」をAIに教えておくと、折り畳んだ衣類をパパ、ママ、子どもなど「家族別」に仕分けてくれる。服の種類ごとの「アイテム別」設定も選べる。中段の六つに分かれた棚に衣類が仕分けられると、まるでブティックに置かれた商品棚のようだ。

     販売予定価格は、1台185万円(税別、オープン価格)からと高額だが、今回の製品発表に先行して昨年10月から予約を受け付けた限定モデル100台(250万円、税別)は、国内だけでなく米国や中東諸国から引き合いが相次ぎ、すでに完売したという。今回発表した製品については、2017年度中に注文者宅へ納入される見通しだ。

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    2017年06月02日 11時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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