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    生活

    男性の知らない「女性脳」の秘密とは?

    感性リサーチ代表取締役 黒川伊保子
     男性の皆さんは、家庭で妻と話しているときや、会社で女性の同僚とコミュニケーションをとっているときに、突然、相手の機嫌が悪くなるなどして戸惑った経験があるのではないか。それは「男性脳」と「女性脳」に明確な差があるからだとする説がある。人工知能研究の専門家で、感性リサーチ代表取締役の黒川伊保子氏が解説する。

    男性と女性は、対話スタイルが違う

     私が、男女の脳の違いに気づいたのは、30年あまり前のことだ。当時、私は人工知能の開発者として、人とロボットの対話の研究を進めていた。

    • 男性と女性の脳には明確な差が存在する(写真はイメージです)
      男性と女性の脳には明確な差が存在する(写真はイメージです)

     日本で人工知能の基礎研究が始まったのはその頃だった。見据えていたのは、30年後に迎えるであろう「人工知能時代」。「人とメカがスムーズに対話し、共に『やるべきこと』を見つけ出す時代」であった。メカの側がどのようにことばを紡いでくれたら、ストレスなく共存できるかを研究し、プログラムを作り上げるのが、私たち開発者に与えられたミッション(使命)だった。

     研究を進めるうちに、あることに気づいた。

     男性と女性では、そもそも対話のスタイルが違う。両者の対話手法を交ぜて、プログラムを作ることはできなかったのだ。

     一般的に女性は、何かを説明しようとするときに、その発端から話し始め、ことの経緯をなぞるようにして聞き手に伝えようとする。

     例えば、足に包帯を巻いている妻に、夫が「どうしたんだ?」と尋ねたとする。「それがさぁ、今朝の星占いで12位だったワケ。いや~な予感がして、外に出るのが嫌だったんだけどね。でもさぁ…」などと話し出して、肝心のけがの様子がちっともわからない、なんてことになる。

     付き合わされた夫は「女は無駄な話をする」などと思ってしまうかもしれない。ところがこれ、実は無駄じゃないのだ。 

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    2017年06月18日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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