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    「指切り」が起源? 「結婚指輪」の深~い事情

    フリーライター 阿部祐子
     6月といえば「ジューン・ブライド」。結婚式のメインイベントの一つに「指輪の交換」があるが、既婚者のみなさんはその後、結婚指輪をつけたままだろうか。もしうっかりなくしてしまったら? あるいは、妻(夫)が突然指輪を外したら? 普段はあまり意識しないが、考え出すといくつもの「どうする」が頭をよぎる。日本人の心に深く浸透しているように思える「愛×指輪」事情を、フリーライターの阿部祐子さんが探った。

    30代男性「新婚旅行先で、海に沈んだ結婚指輪」

    • 結婚指輪に対する考え方は人それぞれだ
      結婚指輪に対する考え方は人それぞれだ

     「指輪が外れていく感覚があったんです。しまった、という気持ちでいっぱいになりました」と肩を落とすのは会社員のNさん(30代・男性)だ。モルディブへの新婚旅行で、ダイビング中に指輪をなくしてしまった。挙式の3日後のことだ。

     「結婚式で指輪を交換して以来、外していませんでした。水圧のせいかもしれませんが、とにかく信じられませんでした」

     アートに詳しい妻と東京・銀座のセレクトショップで選んだプラチナの指輪だった。つやを抑えたマットな見た目で、特に気に入っていた。水上コテージで待っていた妻には「どう伝えたか覚えていない」という。

     「妻は、私があまりにショックを受けていたこともあったせいか、許してくれました。でも、私自身、なかなかあきらめがつきません。お金の問題ではないんです。入籍し、結婚を誓い合ってからほとんど外していなかった。それが大きいんですよね」

    • Nさんが指輪をなくしたというモルディブの海
      Nさんが指輪をなくしたというモルディブの海

     Nさんはその後も、妻に「サンゴ礁を見に潜ってくる」と言っては、何度も海に入り指輪を探し続けていた。しかし、結局見つからなかったという。

     それから1か月あまり。夫婦で指輪を話題にすることはなかったが、Nさんは「きっかけがあれば、またお互いに指輪をプレゼントし合いたい。私のものだけを買うのは違うと思うんです。二つそろっての結婚指輪ですから」と話す。

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    2017年06月28日 18時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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