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    働く

    中年『中だるみ社員』よ、やる気を取り戻せ!

    青山学院大経営学部教授 山本 寛
     「日々の仕事にやる気が感じられない…」「マンネリ感がどんどん強くなっていく…」中年サラリーマンのあなたは、そんな思いを持って日々仕事をしていないだろうか? 仕事に対する熱意や緊張感を欠き、同じ仕事を淡々とこなすだけの「中だるみ社員」が企業内で問題視されている。企業などの組織の人材活用に詳しい青山学院大の山本寛教授が、中だるみ社員を生む経済、社会的背景と、中だるみ社員にならないため、社員自身が何をすべきかについて持論を説く。

    「衝撃的」な調査結果

    • 日本では特に「仕事への熱意度」が低い社員が多い(写真はイメージです)
      日本では特に「仕事への熱意度」が低い社員が多い(写真はイメージです)

     「新しい仕事にチャレンジするなんて、今は全く考えていない」(48歳男性・小売業)、「毎週日曜の夕方になると、『また1週間仕事か』と思い、憂鬱(ゆううつ)になる」(45歳男性・市役所)……。日本の企業や役所などには、日々こんな感情を抱きながら仕事をしている人がかなり多いようだ。

     米世論調査会社ギャラップが世界の企業を対象に行った社員のエンゲージメント(仕事への熱意度)調査で、日本の企業で働く人のうち、「熱意あふれる社員」とされたのはわずか6%にとどまり、139か国中132位と、限りなく最下位に近いという報道があった。逆に、「やる気のない社員」とされたのが実に70%を占め、アメリカの32%と比べても、日本企業の社員のモチベーションの低さは一目瞭然だった。まさに衝撃的な調査結果といえる。

     筆者は気になり、過去のデータも調べてみた。すると、ギャラップの2013年の調査でも、日本企業には「やる気がない社員」が69%もいたのに対し、「熱意あふれる社員」はたった7%。4年前の調査と数字がほとんど変わっていなかったのだ。こうした傾向は、最近の聞き取り調査にも表れている。

     「うちの会社でも、社員のワーク・ライフ・バランス(を支える制度)は、多少充実してきた。その反面、燃えるようなやる気を見せて仕事をする人は減ってきた」などといった声が多いのだ。こうした状況を表すのが「中だるみ社員」(の増加)だ。

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    2017年07月16日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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