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    自動車

    日産リーフ航続距離400キロでEVはどうなる?

    モータージャーナリスト 御堀直嗣
     日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」の新型車の発売が始まった。EVの弱点とされてきた1回の充電で走れる距離(一充電走行距離)を、従来よりも4割長い約400キロ・メートルに延ばした。東京から滋賀まで走れる距離に相当する。今後、自動車のEV化は加速するだろうか。モータージャーナリストの御堀直嗣氏が解説する。

    航続400キロでは足りない?

    • 日産自動車が発表した新型「リーフ」(千葉市で、9月6日撮影)
      日産自動車が発表した新型「リーフ」(千葉市で、9月6日撮影)

     新型日産リーフが、国内のJC08モード(国土交通省審査値)で一充電走行距離を400キロ・メートルに延ばした。これにより、世の中のEVへの見方がずいぶん変わってきたのではないか。

     航続距離については、先に独BMWの「i3」が、JC08モードで390キロ・メートルとしており、米テスラの量販車種に位置付けられる「モデル3」はアメリカ仕様で220~310マイル(約352~496キロ・メートル)を実現している。

     新型リーフは、国産EVでこの領域に到達したという意義がある。

     車両価格は、BMW・i3は509万~570万円、テスラ・モデル3は3万5000ドル(約385万円)からとされている(日本での販売価格は未公表)。これに対し、日産リーフは315万円台~399万円台で400万円を下回り、価格面で海外勢をしのぎ、優位な立場となった。

     国産の普及型モデルでEVがぐっと身近になったにもかかわらず、EVの浸透には不安や課題が依然として尽きない。

     「まだ、走行距離は足りない」

     9月に千葉市で開かれた新型リーフの発表会場では、こんな批判的な声もあったという。

     EVの普及に懐疑的な見方が根強い中、一充電走行距離400キロ・メートルが何を意味し、今後、どのような動きが見られるのか予測してみたい。

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    2017年10月09日 08時09分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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