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    健康

    アブラものはダメ?「太らない食事」は誤解だらけ

    管理栄養士 足立香代子
     脂ののったサンマ、ホクホクのサツマイモ、ツヤツヤの新米……、味覚の秋がついに到来した。食欲を刺激する旬の食材の数々を前に、メタボリックシンドロームや肥満を気にして、食べたいのをぐっと我慢している人もいるのでは。ちまたでは様々なダイエット法が話題になるが、太りにくい食事法というのはあるのだろうか。管理栄養士の足立香代子さんに解説してもらった。

    やっぱり和食がいい?

    • (画像はイメージ)
      (画像はイメージ)

     アブラもの(油脂)の多い食事は、とかく「カロリーが高い」「内臓脂肪が()まりそう」「コレステロールが増えそう」「太りやすい」などのマイナスイメージがつきまといます。

     メタボを気にして、極力、アブラものを避けるようにしている方も少なくないことでしょう。

     「健康を意識するなら、ステーキ定食より焼きサバ定食」

     きつくなったスラックスやたっぷりとした脇腹を気にしながら、こんなふうにランチを選んでいるサラリーマンも多いのではないでしょうか。

     「太りたくないから、やっぱりヘルシーな和食でしょ」という考えは理解できます。

     しかし、「太らない食事法」という観点で見ると、和食が必ずしも適しているとは言えません。

     理由は以下の二つがあります。

     【1】糖質が多い

     【2】油脂が少ない

     そもそも「アブラものはメタボの大敵。中性脂肪を増やして、内臓脂肪を溜めやすくしてしまう」というのは誤解があります。むしろ、健康維持や太りにくい体をつくるには、油脂をある程度しっかり取るほうが良いのです。

     中性脂肪を増やす主な原因は、「アルコール摂取量が多い」、「糖質が多い」といった食生活にあります。

     天ぷらやフライなどを朝昼晩にいつも食べているような人でない限り、油脂によって中性脂肪の値が高くなることはありません。アブラものといっても、ほとんどの人は、(いた)め物やサラダにかけるドレッシング程度のはずです。

     だから、「太りたくないから」と必要以上にアブラものを敬遠する必要はありません。

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    2017年10月15日 08時18分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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