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    社会

    重すぎるランドセル、“リスク”も背負う子どもたち

    大正大学教授 白土健
     子どもたちがランドセルで運ぶ荷物が重くなり、中には体重の半分近い重さを背負う小学1年生もいることがわかった。子どもの文化に詳しい大正大学・白土健教授が、実物を量って調べた。一方、少子化の影響でランドセルは高級・高額化が進み、一部で問題となっている。白土教授がこうしたランドセルの変化を糸口に、現在の子どもたちを取り巻く教育事情を読み解く。

    “重荷”を背負う小学生

    • ランドセルの重さを量る調査の様子(11月28日、都内で)
      ランドセルの重さを量る調査の様子(11月28日、都内で)

     「ランドセルが重い」。最近、小学生たちがこうボヤいていると聞いた。友人の子どもは小学校に入学したばかりの頃、中身をつめたランドセルを背負った途端、後ろにひっくり返りそうになったという。

     11月下旬、民間の学童保育を運営している「キッズベースキャンプ」(東京都世田谷区)の協力を得て、小学1年生から3年生の児童20人のランドセルの重さを量った。子どもたちが実際に背負うときの状況を知るため、教科書や筆記用具などは中に入れたままにし、側面のフックに給食袋や体育着袋がかかっていれば、そのままにした。

     結果は最高で9.7キロ、最も軽くても5.7キロあり、平均は約7.7キロだった。中には、重いランドセルの他に、3.6キロのサブバッグを手にする私立小学校2年生の女の子もいた。調査は下校時だったため、この女の子の弁当箱は空であり、登校時はもっと重かったはずである。

     調査した日の天気は晴れだったが、雨が予想される日なら折りたたみの傘などが加わっていただろう。学年が上がるにつれ、笛やハーモニカ、絵の具などを持参する機会が増え、重さはさらに増すと予想される。

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    2017年12月17日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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