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    スポーツ

    “声のタスキ”もつなぐ…箱根駅伝実況の舞台裏

    読売新聞メディア局編集部 河合良昭
     1月2、3日に行われる第94回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)。日本テレビ(東京都港区)が1987年の第63回大会から生中継したことをきっかけに、一気に全国区となった。国内のスポーツ中継では取材態勢が最大規模と言われ、スタッフは約1000人。実況を担当するアナウンサーも約20人態勢で2日間計14時間以上生中継する。タイムや過去の記録だけではなく、選手や監督たちのエピソードも交えながら臨場感のある実況をどのように実現しているのか。その舞台裏に迫った。

    “神々しい選手たち”に涙ぐむ

    • 93回大会のスタート直後の様子
      93回大会のスタート直後の様子

     今回、4年連続で日本テレビの放送センターから実況を担当する平川健太郎アナウンサーは、入社1年目から箱根駅伝に関わり、今回で26回目。先頭集団を追いかける1号車の担当だった時、忘れられない思い出がある。

     選手がスタート直後にカーブを曲がり、1号車が待機する日比谷通りに出てくる瞬間だった。「一斉に姿を現した選手たちが神々しく見え、思わず涙ぐんでしまったんです」

     涙ぐむほどの思いを抱いたのにはわけがある。アナウンサーは当日まで、出場校へは何度も通い、選手や監督を取材して思いやエピソードを聞く。何年も通っているとチームが成長する姿を見届けることにもなり、各大学への思い入れを強くしているからだ。


    • 箱根駅伝への思いを語る平川アナウンサー
      箱根駅伝への思いを語る平川アナウンサー

     平川アナウンサーは言う。「悔しい2位もあり、うれしい5位もある。表面上の順位だけでは価値は伝わらない。それぞれの選手が1年間、何を目指してこの場にいるのか。一人ひとりの悔しさも喜びも、未来への希望も読み取って伝えたい」


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    2017年12月30日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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