文字サイズ
    生活

    春節目前 訪日中国人が向かう先

    ジャーナリスト 中島恵
     2017年の訪日外国人客数が前年比19・3%増の2869万人に上ることが、観光庁が発表した訪日外国人消費動向調査の結果でわかった。このうち、中国人は同15・4%増の約736万人で、国・地域別では3年連続トップだ。「爆買いブーム」が沈静化した後、訪日中国人はどこに向かうのか。中国の旧正月「春節」を前に、中国事情に詳しいジャーナリストの中島恵さんに寄稿してもらった。

    雪景色のニセコへ

    • 外国人の姿が目立つニセコのスキー場
      外国人の姿が目立つニセコのスキー場

     「もうすぐ北海道に行く予定です。ニセコのリゾートホテルを何か月も前に予約済み。雪景色を写真に撮りまくりたい。とても楽しみです」

     こんなメッセージを送ってくれたのは、上海に住む陳冬梅さん(52)だ。子どもも独立し、年に数回、共働きの夫と海外旅行を楽しむ旅行フリーク。最近は、比較的近く自然豊かな日本の地方都市への旅にはまっている。

     東京や大阪には、団体旅行や友人夫婦と出かけたことがあり、銀座や浅草、黒門市場や大阪城など有名な観光スポットはほぼ見尽くし、次第に行ったことがない地方に目が向くようになったという。

    「きっと中国人が多い」札幌よりは……

     「日本にはこれまであまり縁がなく、言葉の心配もあり、いつも便利な都会にばかり行っていた。

     でも、友人が中国人向けのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「微信」(ウィーチャット)に載せた北海道の雪の写真を見て、『とてもきれいだな』と思った」という陳さん。「雪があまり降らない上海では、あんなに美しい風景を一度も見たことがない」といい、今年は「札幌雪まつりに行くことも考えたが、きっと中国人が多いと思い、春節前にニセコへ行くことにした」という。

    【あわせて読みたい】
    ・春節に異変 中国富裕層がこの時期の日本は敬遠?
    ・中国人観光客のマナーはやっぱり悪い? 「爆買い」ブームの裏側
    ・意外と知らない中国人爆買いの理由
    ・中国人エリートに東大も一流企業も食い尽くされる!?(前編)
    ・現代の科挙――なぜ中国の受験戦争は過酷なのか?(前編)

    2018年01月24日 10時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    PR
    今週のPICK UP
    PR
    今週のPICK UP