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    自動車

    自動運転のクルマが死亡事故…その責任は?

    モータージャーナリスト 御堀直嗣
     米国で自動運転車が公道試験中に歩行者を死なせる事故があった。米アリゾナ州の地元警察が3月19日、自動運転の走行試験をしていた米配車サービス大手「ウーバーテクノロジーズ」の車両が道路を横断中の女性と衝突し、女性が死亡したと発表。自動運転車の開発が進む中で起きた死亡事故。モータージャーナリストの御堀直嗣氏が自動運転車の課題を解説する。

    事故の教訓はこう生かされた

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      画像はイメージ

     自動運転の走行実験中に死亡事故が起きたことは、大変痛ましい出来事だ。このことを重い教訓としながら、将来の完全自動運転の実現へ着実に向かっていかなければならないと考える。

     安全性の高さで世界的に評価されているスウェーデンのボルボは、1927年の創業を前に行った試作車の走行実験中に事故を起こした。

     ボルボにはこれをきっかけに、脈々と受け継がれる理念がある。

     「クルマは、人によって運転され、使用される。したがって、ボルボの設計の基本は、常に安全でなければならない」

     ボルボのこの精神は、衝突安全の基本となっている3点式シートベルトの発明につながった。ボルボは、その特許技術を公開することで全ての自動車メーカーが利用できるようにした。

     人は、不幸にして慢心し失敗を犯す。人命という尊い犠牲を伴ってはならないが、残念ながら事故は得てして起こることでもある。

     世界で年間130万人もの命が交通事故によって奪われている。国内においては戦後、交通事故死亡者数が累計60万人を超えている。

    2018年04月10日 04時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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