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    スポーツ

    ドロップは膝の高さから…ゴルフの規則が変わる理由

    読売新聞編集委員 三宅宏
     ゴルフのルールが2019年1月1日から大幅に変わる。今回の改正はフルモデルチェンジにあたる大改革だ。ルールブックの条文は従来の34条から24条に簡素化され、「スルー・ザ・グリーン」が「ジェネラルエリア」になるなど一部の用語は呼称が変わる。ゴルフ界はなぜ、抜本的なルール改正に踏み切るのだろうか。

    肩の高さからの落下だと再ドロップの危惧

    • 日本オープンの6番ホールで第1打を池に落とし、ドロップする石川遼。肩の高さからボールを落としている(2009年10月17日、高橋美帆撮影)
      日本オープンの6番ホールで第1打を池に落とし、ドロップする石川遼。肩の高さからボールを落としている(2009年10月17日、高橋美帆撮影)

     アマチュアゴルファーがお世話になることが多いルールのひとつに、「ドロップ」がある。

     池ポチャの後は、所定の位置でボールを落として(ドロップして)打ち直すことが多いし、カート道路からの救済を受ける時もドロップから再開する。

     その際、ゴルファーは肩の高さからボールを落としてきたが、新ルールでは「膝の高さ」からの落下に変わる。

     なぜ、このような変更がなされるのだろうか。

     日本ゴルフ協会の市村元・規則統括部長の見解は次の通りだ。

     「肩の高さからだと転がったり、はねたりして、所定の場所に止まらない危惧がある。2クラブレングス(ゴルフクラブ2本分の長さ)以上転がるなど、再ドロップをしないといけない可能性は九つもあるが、一般のゴルファーは覚えきれない。再ドロップすることで時間もかかる。一度できちんと止まるようにすれば、時間はかからない。ただし、ボールを直接置くことは偶然性がなくなるので受け入れられず、あまりにも低いと『芝に触れた、触れない』で別の議論が生まれる。折衷案として膝の高さになった」

    2018年04月12日 07時50分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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