アンリ・ジャイエの伝説的ワイン、173万円で落札ブルゴーニュの伝説的造り手アンリ・ジャイエのフラッグシップ「ヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥー」1985年が、10日に香港で開かれたオークションで、1本約173万円で落札された。 クリスティーズが、アンリ・ジャイエ一族のプライベート・セラーから出てきたワイン102ロットをオークションにかけた。落札率は100%。予想価格を上回る高額で落札され、計851万1288米ドル(約6億6737万円)を売り上げた。 最高額のロットは、アンリ・ジャイエのフラッグシップ「ヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥー」の優良年である1985年12本セット。26万5147米ドル(約2079万円)で落札され、1本当たりの価格は約173万円に相当する。 ジャイエは2006年に亡くなったヴォーヌ・ロマネの造り手。チャーミングな果実味あふれるピノ・ノワールのワインを醸し、「ワインの神様」と呼ばれた。米国の評論家ロバート・パーカーが絶賛し、カルト的な人気を誇る。新たなワインは生産されないため、オークション市場で争奪戦が激しい。 今回、出品されたのは、クロ・パラントゥー、リシュブール、エシェゾー、ニュイ・サン・ジョルジュ・ミュルジュなどの78、79、82、84、85、95、2000年など。リシュブール79年12本(750ミリリットル)、クロ・パラントゥー89年12本(750ミリリットル)、リシュブール85年マグナム(1・5リットル)2本、リシュブール78年3本(750ミリリットル)、クロ・パラントゥー97年マグナム6本を含む6ロットが20万ドル以上で落札された。 ヴォーヌ・ロマネ・クロ・パラントゥー1985年の近年のオークション価格は5000〜6000米ドル(39万〜47万円)だった。今回はジャイエ一族のセラーから出てきて、オリジナルの木箱に入っていたという出所の確かさが、偽造品のあふれる香港・中国市場で高値をつける理由となった。 クリスティーズ・アジアのチャールス・カーティス代表は「アジアの顧客の長く続くブルゴーニュワインへの情熱が示された。高級レアワイン市場での、香港の優越性が改めて確認された」とコメントした。 (2012年2月15日 読売新聞)
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