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スパークリングワインで中国外交、習副主席を歓迎

赤と黄を貴重にしたチャイニーズ・キュヴェ(アイアン・ホースのホームページから)

 カリフォルニアのスパークリング・ワインに強いメーカー「アイアン・ホース」が中国市場向けに造った「チャイニーズ・キュヴェ」が、中国外交に一役買った。14日にバイデン米副大統領とクリントン米国務長官がホワイトハウスで主催した、習近平・中国国家副主席の歓迎昼食会で供された。

 アイアン・ホースは1979年に、弁護士のバリー&オードリー・スターリング夫妻がソノマ郡に設立し、現在はジョイ・スターリングさんがCEOを務める。冷涼な気候を生かしたスパークリング「ウェディング・キュヴェ」が有名。

 チャイニーズ・キュヴェは「辰年」を記念して2007年のブドウで仕込んだヴィンテージ物。赤と黄を貴重に、瓶首には竜を中国語と英語であしらっている。昼食会の乾杯に使われ、チャイニーズ・アメリカンのフュージョン料理とともに供された。ホワイトハウスでは、主賓の国にちなむワインを選ぶ慣習がある。

 このキュヴェの生産量は1000ケース。ワイナリーの直販サイト価格は98ドル。1997年のホワイトハウスでのクリントン・江沢民の晩餐会で、同社のワインが供されたのを知った中国の輸入業者からの依頼で生産したという。北京に880ケースが輸出される。同社は、2014年の午年まで毎年、チャイニーズ・キュヴェを造る計画。

 アイアン・ホースのスパークリング・ワインは、冷戦終結につながった歴史的な1985年のレーガン・ゴルバチョフ会談に始まり、2代にわたるブッシュ大統領時代も、ホワイトハウスの御用達ワインとして使われてきた。今回も米中外交の重要な節目で大きな役割を果たした。

2012年2月17日  読売新聞)
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