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葉野菜+豆 華やかサラダ

 今年もまた我が家のプランターにチンゲンサイらしからぬチンゲンサイが生えている。その姿はひょろひょろで、赤ちゃんのよう。

 去年はこれを煮浸しにして喜んでいたが、今年は葉だけ摘んで生のままサラダにして食べるのが流行中だ。最近は、いろいろな葉野菜の若い葉を袋詰めしたベビーリーフがスーパーなどで売られているが、このチンゲンサイもいわばベビーリーフのようなものだ。

 「ゴマ油としょうゆ」「フレンチドレッシング」「マヨネーズとしょうゆ」など、数種類のドレッシングで試し、ウンなかなかおいしいねと評価していたのだが、チンゲンサイだけでは物足りなくなってきた。

 そこで試してみたのが、クルミとグリュイエールチーズとの共演。オリーブオイルとレモン汁と塩でドレッシングを作り、そこに砕いたクルミとさいの目に切ったグリュイエールチーズを混ぜ合わせ、チンゲンサイにあえる。乾いたクルミ、しっとりしたチーズ、みずみずしいチンゲンサイが混じり合ったその味は、これまで試したサラダに比べ、複雑で深みのあるおいしさだ。

 が、しかし、もうちょっと華やかになる何かが欲しい。テラスのプランターを見回すと、まだ数個しか育っていないサヤエンドウを発見。さっとゆでて加えたが、見た目にもうひと味欲しいところ。

 冷蔵庫にあった青大豆のひたし豆(市販)を加えてみると、堅物っぽかった皿にフンワリした華やかさが現れた。料理は見た目も大事だよね、とむやみにうれしくなったのである。

 それだけではない。和風ダシのしみ込んだ、やわらかな青大豆の参入により、東洋と西洋が手を結んだ、複雑でおいしい味わいの一品が出来上がったのだ。

 チンゲンサイの代わりに市販のベビーリーフを使っても美味。お試しあれ。(イラストレーター、絵も)

2009年6月6日  読売新聞)
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