高級ホテルのビュッフェが人気実力派のシェフが腕をふるった料理やデザートを心ゆくまで満喫できる高級ホテルのビュッフェが人気だ。比較的お手軽な値段で超一流の味を楽しめるのが魅力。シェフが料理を取り分けてくれたりするホテルならではのサービスも充実している。この夏休み、ぜいたく気分を味わいに出かけてみては。(板東 玲子) ◆手軽な値段でぜいたく気分 シェフがアドバイス、取り分け 帝国ホテル(東京・千代田区)に5月、ビュッフェ専門の「インペリアルバイキングサール」が改装開店した。店の中央にはオープンキッチン。大皿には、前菜からデザートまで50種類以上の料理がずらりと並ぶ。 キッチンから「焼き立てはいかが」とシェフの声。長さが80センチもある「サーモンの岩塩包み焼き」を優雅な手つきで切り分けて皿に盛り、弧を描くようにホワイトソースをかけてくれる。ボリビア産の岩塩をパイ生地に練り込んで焼き、サーモンにそのうまみを閉じこめた看板メニュー。口に運ぶと、身がほろりと崩れ、ほのかな甘みのある身が、こくのあるホワイトソースと相まっておいしい。 とかくバイキングは、1枚の皿に何種類もの料理を山のように取ってしまいがち。しかし、プロが直接取り分けてくれることで、ホテルならではの上品な雰囲気になる。ランチタイムに訪れたが、料金は5250円(子供3150円。税込み、サービス料別、以下同じ)。朝と夜は別メニューが用意されている。 好きな料理を好きなだけ食べることができるバイキング方式は、北欧の伝統的な食べ方を模して同ホテルが1958年に初めて導入したとされる。当時は、1泊の宿泊料金とほぼ同じ値段だった。 今年、10周年を迎えるパークハイアット東京(東京・新宿区)52階のレストラン「ニューヨークグリル」では、ランチビュッフェが女性客らに人気だ。並ぶのは「ズッキーニのオーブン焼き」や「ナスのマリネ」など、野菜をたっぷりと使った前菜とデザートの計約20品。 メーン料理はメニューから選ぶ。人気の「カモ胸肉のロースト」をほおばると、たっぷりの肉汁がダークチェリーの甘酸っぱいソースと絡み合い、絶妙の味わい。思わず一流ホテルの味にうなった。 デザートは隣接する「ニューヨークバー」に移動していただくのが同店流。「席を移ることで、二つの店の雰囲気を楽しめると、お客様には好評です」と広報担当者。料金は4800円(土日祝日は、スパークリングワインが一杯ついて6200円)。開店10周年を記念し、7月9日から8月末まで10%引きになる。 「ホテルオークラ東京」(東京・港区)の中国料理店「スターライト」では、土日祝日の昼と夜にビュッフェを実施。といっても、料理を選ぶだけで、次々とテーブルに運ばれてくるフリーオーダーテーブル制だ。熱々がだいご味の中国料理ならではのサービスで、フカヒレやアワビなどの高級食材を含む93の料理が食べ放題。料金は大人8400円(子供5460円)。47品が対象のランチコースも人気だ。 次回は、フランス料理の川名克典さんが登場する「おしえて! シェフ」です。 (2004年7月8日 読売新聞)
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