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気軽さ人気 スペイン居酒屋「バル」

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(上)「イベリコ豚のカツサンド」「カタクチイワシのから揚げ」「野菜の炭火焼き」(上から)(下)アフターファイブに気軽に楽しめる(いずれも「スペインバル タペオ」で)

豊富なシーフード

 スペイン風の「バル」が人気を集めている。つづりは「BAR」だが、日本の一般的な「バー」のイメージとは随分違う。スペイン料理とワインを中心にした気軽な居酒屋だ。(斎藤雄介)

 東京・六本木ヒルズの「メトロハット・ハリウッドプラザ」内にある「スペインバル タペオ」は、半分はソファ席で半分は立ち飲み。OLやサラリーマンが多いという。

 まずは生ハムから。最高級ブランド、ホセリート社の「ハモン イベリコ ベジョータ」(2200円)をいただく。イベリコ豚の中でも、ドングリの実を食べさせた最上品がベジョータ。香ばしく、深い塩味のあと、甘みと濃厚なうまみが口に広がる。

 売り物は炭火焼き。野菜の炭火焼き(1200円)は、甘い。イベリコ豚の炭火焼き(1700円)はうまみの濃さで牛肉と間違うほどだ。

 野菜の冷たい煮込み(580円)などタパス(つまみ料理)も気軽に楽しみたい。タパスとは、もともとスペイン語でふたの意味で、ワインの瓶に虫が入らないようにつまみをふた代わりにして載せたのが語源とか。

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(上)長いカウンター席が印象的。右手にぶら下がっているのが生ハム(下)ウサギ肉やエスカルゴの入った「バレンシア風パエジャ」(いずれも「バル デ エスパーニャ ムイ」で)

 お酒はスペイン産ワインが中心。女性には、ワインとオレンジジュースで作るカクテル「サングリア」が楽しいかも。「小皿料理を2、3皿頼んでワイン、という楽しみ方がいいですね」と桑畑勝料理長。

 昨年暮れ、東京駅近くにオープンした話題の「東京ビルTOKIA」2階にある「バル デ エスパーニャ ムイ」は、30メートルのカウンター席の前に窓が広がる。ホセリート社の生ハムが天井からいくつもぶら下がっていて壮観だ。

 たっぷりのオリーブオイルでぐつぐつ煮た名物料理が「アル アヒージョ」。「ムール貝の怒りん坊風アヒージョ」(980円)はムール貝をピリ辛味にしたてた。ちょっとぜいたくな「ウナギの稚魚のアヒージョ」(4950円)はスペイン産のシラスウナギを味わえる。

 炊き込みご飯のパエジャ(パエリア)では、鶏肉、ウサギ肉、エスカルゴが入った「バレンシア風パエジャ」(1人前2700円、2人前から)が代表的。よくだしの効いた味わいで、アイオリ(ニンニク風味のマヨネーズ)と合わせていただく。

 タパスで人気は「タコのガルシア風」(950円)。タマネギとタコをやわらかく煮込み、ジャガイモと合わせてパプリカをふりかけた料理だ。

 「スペイン料理は素材の良さを生かしています。シーフードも豊富で、日本人向きと言えますね」と豊田潤アシスタント・マネジャー。

 スペインではどこの街にもバルが1軒はあり、庶民の社交場になっているという。スペイン風に陽気に楽しみたい。

2006年6月8日  読売新聞)
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