チーズ値上げ…各社9%前後中国やロシアでの需要増などで小岩井乳業(本社・東京)は27日、家庭用の加工チーズ19品目を3月1日から平均8・9%値上げすると発表した。 雪印乳業も14品目を2月出荷分から平均9・6%値上げするほか、明治乳業も15品目を3月1日から同9・1%引き上げる。円安や原油高で輸送費や包装資材のコストが上昇したのに加え、中国やロシアなどの需要増で、国際的にチーズの原料や製品が品薄になっているため。特に中国では、所得水準の上昇で都市部を中心に洋食化が進み、ハンバーガーやピザなどを食べる人が急増している。中国の経済成長が、日本の食卓にも影響を与えた格好だ。 チーズはバターやヨーグルトなどより長期保存や運搬がしやすい。乳製品の中では例外的に輸出入が盛んな品目で、日本は8〜9割を輸入に頼っている。このため原油高による運送費の上昇や、国際的な需給ひっ迫の影響を受けた。各社は昨年春ごろから、チーズの容量を1割程度減らすなどしてきたが、企業努力では対応しきれなくなった。バターなど国産比率が高い乳製品には値上げの予定はないという。 (2006年1月28日 読売新聞)
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