「中国食料品」輸入急減、外食産業仕入れに苦慮財務省が26日に発表した2月の貿易統計速報で、中国からの食料品輸入額が前年同月より28・0%も減少したことがわかった。 中国製冷凍ギョーザの中毒事件の発覚後、日本の消費者が中国産の食材を敬遠したことや、中国当局が2月下旬から輸出用食品の検疫を強化した影響とみられる。長期化の可能性もあり、食品メーカーや外食産業はメニュー見直しなどの対応を迫られる懸念が出てきた。 中国からの食料品輸入額の内訳を見ると、ギョーザなどが含まれる穀物類が39・4%減少したほか、野菜が33・0%減、肉類が30・8%減、魚介類も30・7%減と大きく落ち込んでいた。 回転ずしチェーン「かっぱ寿司」を展開するカッパ・クリエイトの広報担当者は「早ければ4月にもメニューから消えるネタが出るかもしれない」と懸念する。同社は、輸入が減って価格が上がった中国産食材の調達先を他国産や国産へ切り替え始めたが、赤貝やシャコ、ウナギは安定確保のメドが立たないという。低価格が消費者への「売り」なだけに「値上げや、具材の量を減らすことはできない」(広報)と弱り顔だ。 東北地方の大手製菓会社は、中国当局が輸出用食品の検疫を強化した影響で、2月下旬から今月上旬にかけ、中国産ピーナツの輸入がストップし、国内の備蓄で原料不足の急場をしのいだ。輸入ピーナツの多くは中国産で、生産が止まった業者もあったという。担当者は「他国産のピーナツも仕入れているが、コスト高になる」と話す。 (2008年3月27日 読売新聞)
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