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相次いで登場「しょうゆスイーツ」

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和楽紅屋の「七尾鳥居醤油ロール」

ケーキ、まんじゅう、プリン…甘さに深み

 しょうゆを使った甘い菓子「しょうゆスイーツ」が相次いで登場している。チョコレート、ロールケーキ、プリンなど。甘さの中にしょうゆ独特の風味が加わり、奥深い味わい。しょうゆの産地では、街おこしにも一役買っているようだ。

 ネスレは29日から、東京限定のお土産として、「キットカットしょうゆ風味」(12枚入りで840円)を販売する。ほのかに、しょうゆの味わいがあるホワイトチョコレート。「江戸時代から東京に根付くしょうゆ文化を表現した」(ネスレ広報室)という。

 今年3月に一度、期間限定で発売したが、発売前からインターネットを中心に話題を呼び、4月下旬には完売。今回は、2009年5月まで販売予定という。

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手前から時計回りに、小豆島の「醤油プリ ン」、山川醸造の「アイスクリームにかけ る醤油」、ネスレの「キットカットしょう ゆ風味」、築地ちとせの「むらさきふわり」

 大丸東京店1階の菓子売り場では、2店舗がしょうゆスイーツを販売する。和スイーツ・和楽紅屋(わらくべにや)のロールケーキ「七尾鳥居醤油(しょうゆ)ロール」(1575円)は、2年間熟成させた濃い口しょうゆを生地とカスタードクリームに使う。

 和菓子店・築地ちとせのまんじゅう「むらさきふわり」(8個入り1050円)は、生地には丹波黒豆しょうゆ、中のあんには昆布だしを使い、“日本料理仕立て”にしている。

 地方のしょうゆ醸造会社もユニークな商品を開発している。

 400年のしょうゆ醸造の歴史を持つ香川県小豆島町では、商工会の呼びかけで、島特産のしょうゆを使った「醤油プリン」が開発された。しょうゆ醸造会社や菓子店など3社が、昨春に商品化。なめらかな口当たりで、ほのかに広がるしょうゆの香りがキャラメルとも合う。

 価格は170〜250円。小豆島町商工会は「観光客らにも評判がいい。島特有の土産物に育てたい」と意気込む。

 岐阜市の山川醸造がつくるのは「アイスクリームにかける醤油」(400円)。昨年1月に発売し、これまでに4万本近くが売れた。同社は「みたらし団子のたれのような甘いしょうゆで、アイスクリームにかけるとキャラメルのような風味になる。2年熟成させたたまりに含まれるうまみ成分が、アイスをリッチな味にする」と話す。

 日本醤油協会の「しょうゆ情報センター」事務局長の小倉克彦さんは「冷凍食品や中食(なかしょく)(できあいの総菜や弁当を購入して、家で食べること)が増え、家庭でのしょうゆの消費量は減っている。そんな中、しょうゆの味や香りの特性を活用した商品が、今後も開発されるのではないか」と話している。

2008年9月24日  読売新聞)
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