メロ・銀ムツ「乱獲横行」世界自然保護基金など報告書「メロ」や「銀ムツ」の名前で知られ、西京焼きなどにされる白身の魚、マジェランアイナメとライギョダマシの違法な漁業が横行し、資源状態に悪影響を及ぼしているとする報告書を、世界自然保護基金(WWF)と野生生物の取引を監視する民間活動団体「トラフィック」が公表した。 マジェランアイナメとライギョダマシは、南米パタゴニアや南極周辺の海に生息する大型魚類。トラフィックの調査では2007年に世界で3万4532トンが取引されたという。最大の輸入国はアメリカで1万8466トン、次いで日本の4857トン、欧州連合(EU)の3666トンの順となっている。 調査では、04年から07年の取引量のうち17%が違法漁業によるという。WWFとトラフィックは、日本などでつくる「南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)」に対し、より厳しい監視と規制を求めている。 メロをめぐっては、同委員会が、海域ごとの漁獲量を定めて規制している。しかし、高額で取引されるため漁業者の間で「白い金」と呼ばれ、違法漁業が後を絶たない。 水産庁によると、日本にメロを輸入するには、違法漁業ではないことを示す証明書の提示が必要で、水際規制されているという。 (2009年1月12日 読売新聞)
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