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「甲州ワイン」欧州市場に売り込む…試飲会開催

パリ日本文化会館で行われた甲州ワインの試飲会=三井美奈撮影

 【パリ=三井美奈】「甲州ワイン」を欧州市場に売り込もうと21日、パリ日本文化会館で試飲会が行われた。

 山梨産の8銘柄がワインの本場フランスで初披露され、参加者からは「トレビアン(すばらしい)」と称賛の声が上がった。

 試飲会は、東日本大震災後の需要回復をめざす日本酒のPRイベントと共に行われ、「甲州ワインEU輸出プロジェクト」(KOJ)が企画。レストラン関係者やソムリエ、貿易業者ら約130人が集まった。

 試飲会に先立ち、着物姿の中央葡萄酒(甲州市)の三沢彩奈・栽培醸造部長(31)が、中央アジア・コーカサス地方から日本に伝わったブドウ「甲州」の歴史などを紹介。「すしや天ぷら、味噌を使った家庭料理のほか、ポトフなどフランス料理にも合う」とアピールした。

 パリのホテル学校経営者、アレクサンドル・リシャールさん(62)は数種を飲み比べ、「フルーティーで香りがよい。フランス料理なら、魚やハム、ヤギのチーズと合いそうだ」と評価。映画監督のパスカル・カルディヤックさん(38)は、「香りがダイナミック。味は強すぎず、非常に透明感がある。フランスのワインなら、アルザス産や(辛口の白ワイン)ミュスカデに似ている。私ならフォワグラと合わせて、恋人と楽しみたい」と話した。

 酒造業者らは、20日にはパリの「葡萄(ぶどう)・ワイン国際機構」本部でも試飲会を開いており、丸藤葡萄酒工業(同市)の大村春夫社長(60)は「2日間の試飲会で、大いに手応えを感じた。欧州にワインを輸出すると、フランスの高級品に匹敵する価格になるが、欧州では日本食の本物志向が強まっており、『日本料理に合う日本ワイン』の組み合わせで売り込みたい」と意気込みを語った。一行は22日、ロンドンでも試飲会を行う。

2012年2月23日  読売新聞)
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