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疲れた体に中国風甘味

ナシとレンコンの赤ワインコンポート(手前)、ミントを飾ったトウガンのパイナップルゼリーショウガ風味(右奥)、小豆と昆布の白玉餅=三輪洋子撮影

 口当たりがよく優しい甘みのデザートなら、夏ばてぎみの体にもスルスルと入っていきそうだ。薬膳料理研究家の阪口珠未(すみ)さんに、野菜や小豆を使った中国風のデザートを教えてもらった。

 「中国では、体の調子を整える野菜を香辛料と組み合わせ、デザートにも取り入れています」と、現地での留学経験もある阪口さん。ナシとレンコンの赤ワインコンポートは中国のスパイス、八角を使うが、シナモンスティックでもよい。

 〈皮をむいたナシは8〜10等分に、レンコンは皮をむいて5ミリ厚さの半月形に切る。鍋に水300ccと赤ワイン、八角、黒砂糖を入れて強火にかける。砂糖が溶けたらナシとレンコンを入れ、落とし蓋をして中火で煮含める。軟らかくなったら火を止めてレモン汁を加える〉

 レンコンの土臭さが消え、ナシとよく合う。さっぱりとした甘さで、冷たくても、温かいままでもおいしい。

 トウガンのパイナップルゼリーショウガ風味は、トウガンが苦手でも食べやすい。

 〈トウガンは種を取り、皮を薄くむいて1センチ角に切る。薄切りのショウガ、殻を取り軽くつぶしたクチナシの実を煮出し用小袋に入れ、トウガン、水150ccと鍋に入れて強火にかける。沸騰したら弱火にし、落とし蓋をしてトウガンに竹串が通るまで煮る〉

「固まったゼリーはフォークで崩してから器に」と話す阪口さん

 〈別の鍋にパイナップルジュース半量と粉寒天を入れ火にかけて混ぜる。寒天が溶けたら、トウガンとその煮汁100cc(足りなければ水を足す)、ハチミツ大さじ3杯を加え、沸いたら火を止める。残りのジュースを加えて混ぜ、バットで冷やし固める。ゼリーが固まったらフォークで全体を崩して8等分し、ココナツミルクにハチミツ大さじ2杯と塩一つまみを加えたソースをかける〉

 崩したゼリーにソースがよく絡む。つるりとのどを通るトウガンは青臭さがなく爽やかで、パイナップルの実と間違えそうだ。

 小豆と昆布の白玉餅は、昆布を入れて小豆を煮る。

 〈小豆は洗ってボウルなどに入れてたっぷりの水を注ぎ、1センチ角に切った昆布と共に3時間程度浸す。漬け汁ごと鍋に入れて火にかけ、沸騰したら弱火で約40分煮る。豆が軟らかくなったら黒砂糖と塩少々を加える。そのまま煮て水気を少し飛ばし、火を止めて冷ます。白玉粉に水を加え、耳たぶぐらいの硬さになったら一口大に丸めて平らにし、熱湯でゆでて冷やす。器に小豆と白玉を盛り、ひたひたの水で戻したアンズを飾る〉

 昆布のうまみがしみた小豆は、甘さ控えめ。緑豆を使ってもよい。「野菜や豆類が苦手な子どもでも、デザートなら食べやすい。さっぱりして胃にもたれないのも魅力です」

 ■材料

 ナシとレンコンの赤ワインコンポート(4人分)

 ナシ1個/レンコン50g/赤ワイン200cc/レモン4分の1個/黒砂糖40g/八角1個

 トウガンのパイナップルゼリーショウガ風味(8個分)

 トウガン600g/パイナップルジュース500cc/ショウガ1かけ/粉寒天4g/クチナシの実1粒/ココナツミルク(缶)200cc/ハチミツ

 小豆と昆布の白玉餅(4人分)

 小豆、白玉粉各80g/昆布(5センチ角)1枚/干しアンズ4個/黒砂糖20g

2011年8月31日  読売新聞)
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