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    予選会展望

    「1秒も無駄にしない」/国士舘大

    前回10秒差で涙

    • 前回の雪辱に燃える国士舘大の選手たち
      前回の雪辱に燃える国士舘大の選手たち

     前回は予選通過にわずか10秒届かず、「1人あたり1秒」の差で敗れる悔しさを味わった。添田正美新監督のもと、今季は「1秒の油断」というテーマを掲げ、走り込みの最中はもちろん、日頃の体幹トレーニングでも「最後の1秒まで無駄にするな」と厳しい声が飛ぶ。

     成果は着実に表れている。6月の全日本大学駅伝予選会を6大会ぶりに突破。通過ラインぎりぎりの9位だったが、10位とは約8秒差の劇的な突破だった。レース前日はチーム全員で円陣を組んで一体感を高めたといい、石井秀昂ひであき主将(4年)は「1秒へのこだわりとチームの底上げを図ってきた成果が出た」と胸を張った。

     チームの軸は石井と住吉秀昭(2年)。住吉は世界大学クロスカントリー選手権で日本人2位の6位に食い込み、「精神的に去年よりも強くなった」と添田監督。今季から2007年世界選手権男子マラソンのケニア代表、ジェームス・ムワンギがコーチに就任し、一流ランナーの技術や体調管理を選手らに伝えている。

     直近2大会は予選会で敗れ、箱根路を知るのは石井と餅崎巧実(4年)のみ。上位突破をにらみ、監督と選手で目標タイムを10時間10分切りに設定した。「流れを絶やさないためにも、絶対に突破しないといけない」と石井。「1秒」にこだわり抜き、3大会ぶりの本大会切符を狙う。

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    2016年10月14日 11時10分 Copyright © The Yomiuri Shimbun