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    予選会

    中大、箱根路に復帰へ

    • 2年ぶりの箱根駅伝出場を決め、ガッツポーズをして喜ぶ中大の選手たち(14日午前、東京都立川市で)=栗原怜里撮影
      2年ぶりの箱根駅伝出場を決め、ガッツポーズをして喜ぶ中大の選手たち(14日午前、東京都立川市で)=栗原怜里撮影

     「3位、中央大学」。順位を告げる場内アナウンスが響いた。集合していた選手やスタッフ、応援団たちは「ヨッシャー」「やったぞ」と歓声をあげ、抱き合って喜んだ。

     留学生ランナーたちが個人のトップ争いを繰り広げた予選会にあって、中山顕選手(3年)が日本人ランナーでは2番目となる8位に入った。2年生の舟津彰馬選手も14位と、駅伝主将の重責をきっちり果たし、チームは目標を上回る10時間6分3秒の記録を出した。

     昨年の予選で11位に終わり、箱根駅伝の最多連続出場が87回で途切れた中大。優勝回数も14回で最も多い名門が屈辱を味わった。昨年4月に就任した元世界選手権マラソン走者の藤原正和監督(36)は「自主性が甘さに変わっていた」というチームに競争意識を植えつけようと、当時1年生の舟津選手を主将に抜てきするなどの強化策を講じたが、就任初年度は実を結ばなかった。

     舟津選手は2年生の今年も主将を担い、藤原監督も続投。箱根を逃したショックが尾を引き、チーム成績は春先まで伸び悩んだ。それでも、各レースの目標タイムを個々の選手が明確に設定し、メンタルトレーナーも置くようになってからは、上り調子に。「誇りを胸にCを魅せろ」のチームスローガンの下、手応えをつかんで臨んだ予選会だった。

     1年前は涙に暮れた舟津選手が、この日は笑顔で胸を張った。

     「1年で(箱根に)戻って来られるのは、誇りになる。チームの新しい歴史を、自分たちでつむげるようにしたい」

     苦しみを乗り越えてつかんだ強さを、箱根でも発揮するつもりだ。

    2017年10月14日 14時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun