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    予選会

    東京国際大、30歳の1年生ランナーが貢献

    • 箱根駅伝の予選会でゴールする東京国際大の渡辺和也選手(14日)=山本高裕撮影
      箱根駅伝の予選会でゴールする東京国際大の渡辺和也選手(14日)=山本高裕撮影

     30歳の1年生ランナー・渡辺和也選手は1時間1分30秒の139位、チーム内でも9番目のタイムだった。「15キロ過ぎにスピードが落ちた。おじさんランナーは周りに負けていられませんね」と苦笑い。それでも、チームが10位で本大会出場権を勝ち取ったため、ほっとした様子でほほ笑んだ。

     出場選手中でもずば抜けた実績を誇る大物でもある。長距離の名門・報徳学園高(兵庫)OBで、実業団ランナーとして活躍。2011年の日本選手権で5000メートルを制覇し、韓国・大邱(テグ)での世界選手権にも出場している。

     膝の故障などでブランクを作ったこともあり、日清食品との契約が昨年度限りで切れた。「セカンドキャリア(競技引退後の人生)も考えて、教員免許を取ろうと思い立った」といい、東京国際大の門をたたいた。体育教育を学びつつ、現役続行。「やるからには箱根を目指そう」と、新たな目標を追ってきた。

     「今の4年生たちはいいヤツばかりだから、一緒に箱根に出たかった。周りがみんなライバルの実業団と違って、大学は仲間と励まし合いながら走れるのがいい」と、充実感をにじませた。

    2017年10月14日 14時43分 Copyright © The Yomiuri Shimbun