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    青学大、1年生・神林“陸王効果”で学内選考レース3位 箱根メンバー入りに名乗り

    • ドラマ「陸王」にも出演した青学大・神林勇太(スポーツ報知)
      ドラマ「陸王」にも出演した青学大・神林勇太(スポーツ報知)

     箱根駅伝(来年1月2、3日)で4連覇を目指す青学大は12日、東京・世田谷区の駒沢オリンピック公園陸上競技場発着コースで行われた世田谷246ハーフマラソン(21・0975キロ)に「学内選考レース」として参加し、TBS系ドラマ「陸王」第3話(5日)にトップランナー役として出演した神林勇太(1年)が1時間4分34秒でチーム内3位の6位入賞を果たし、メンバー入りに名乗りを上げた。「まだ、長い距離に不安はありますが、何とか踏ん張れました。ドラマ出演はいい経験になった。佐野岳さんらプロの役者さんの集中力や仕事に対する取り組みは勉強になりました」と神林は“陸王効果”を挙げた。レースはケニア人のチェボンティビン・エゼキエル(25)=サンベルクス=が1時間2分49秒で優勝した。

     全日本大学駅伝(5日)で3位に終わり、チーム内に沈滞ムードが漂っていた夜、雰囲気を明るくしたのは神林の“熱演”だった。原晋監督(50)が陸上総監修を務める「陸王」にトップランナー「神林勇太」役として出演。劇中のマラソンでは佐野演じる「毛塚直之」に敗れたものの2時間8分台で走破した。先輩たちに「神林が2時間8分台とか、ありえねー!」と突っ込まれたが、ルーキーは「いつか現実でも2時間8分台で走れるようになりたいです」と照れながら話した。

     出雲駅伝(10月9日)で5区に抜てきされた神林は、東海大の三上嵩斗(3年)に突き放され、V逸の一因にもなった。しかし、それから約1か月。初挑戦のハーフマラソンで、粘りの走りを見せた。原監督は「1年生としてはまずまず。箱根駅伝のメンバー争いに生き残った」と及第点を与えた。

     青学大のトップは1時間3分27秒で日本人1位の3位に食い込んだ林奎介(3年)。前回の箱根駅伝では7区に登録されながら当日変更で控えに回った林は「今度こそ走りたい。僕のタイプ的には9区だと思う。前回の池田生成さん(区間2位)のようなしぶとい走りでチームの優勝に貢献したい」と意気込みを明かした。箱根駅伝後に結成される「青学大マラソン組」にも立候補し、東京マラソン(来年2月)に初挑戦する予定。「マラソン組に手を挙げるだけあって意識は高い。15キロ過ぎに上り坂がある難コースで1時間3分30秒切りは強い」と原監督は成長著しい林を高く評価した。

     全日本大学駅伝出場メンバーは練習の一環として参加。各自の体調に合わせた設定ペースで走破した。つなぎ区間の5区で4位と苦戦した下田裕太(4年)は「この1週間はしっかりと走り込みができた」と復調に手応え。ウォーミングアップとクールダウンを合わせれば7日は40キロ以上、10日、11日もそれぞれ40キロ近く走ったという。「(来年)1月2、3日にベストに持って行きます」と手応えを明かした。

     一方、全日本大学駅伝メンバーの中で、1区11位のブレーキを喫し、原監督に“追試”を課された中村祐紀(4年)は「学内選考レース」として参加したが、1時間6分13秒でチーム内10番と実力を発揮できなかった。主将の吉永竜聖(4年)も1時間7分18秒と不振。「もっと行けると思いましたが」と肩を落とした。「きょうは収穫も課題もあった」と指揮官は評した。

     昨季、青学大は学生駅伝3冠を達成したが、今季は出雲駅伝2位、全日本大学駅伝3位と無冠。箱根駅伝がラストチャンスだ。原監督は展望を端的に明かした。

     「ミスをしたら勝てない。しかし、逆に言えば、ベストを出せば勝てる」

    (スポーツ報知)

    2017年11月12日 14時12分 Copyright © The Yomiuri Shimbun