つなぐ2018
神奈川大 「3位以内」 狙いは堅実
「箱根は全く別物だと思っている」。全日本大学駅伝を制して、優勝候補に躍り出たが、大後栄治監督は挑戦者の立場を強調する。
全日本ではアンカーにエースの鈴木健吾(4年)を配置。チームに生まれた安心感が、最終区の逆転につながった。5区区間賞の越川堅太(2年)も「健吾さんがいることで、伸び伸び走れたことが大きかった」。
箱根では1997、98年の連覇以降、総合優勝から遠ざかる。他大学の躍進を見て、大後監督は近年、量より質に目を向けてきた。全体ミーティングをほぼ行わず、個別面談で仕上がりを確認。距離を求める練習から、姿勢や股関節の動きを細かく指導するようになった。スカウト網も整備し、それが実を結びつつある。
目標は「往路優勝、総合3位以内」。そこに照準を定め、1区に前回1区5位の
2017年12月14日 14時00分
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