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    ベトナムのサンドイッチ ◎Little Tree Takeaway(札幌市中央区)

    多彩な具 たっぷり挟む

    • チリソースも良いアクセントになっているバインミー
      チリソースも良いアクセントになっているバインミー

     塗る、のせる、挟む。個々に食べておいしい食材を、重ねることでまた別のおいしさに変えてくれるのが、サンドイッチの魅力。札幌でもサンドイッチのお店が増えつつある。

     地下鉄・西18丁目駅に近い「リトルトゥリー テイクアウェイ」は、札幌では珍しい、世界のサンドイッチを楽しめるカフェ。今月2日にオープン1周年を迎えたばかりだ。

     「海外では普通の食事として親しまれているサンドイッチ文化を、札幌にも紹介したい」と話すのは、代表のラッツリフかおり(甲賀芳)さん。

     フランスの代表的なサンドイッチの一つ「プロバンスサンド」は、生野菜をアンチョビソースでえ、マフィンで挟んだものだ。欧米で定番のターキーのサンドイッチは特製ソースが味の決め手。そのほか、トルコの「サバサンド」などもあるが、リピーターが多いのはベトナムのサンドイッチ「バインミー」だ。

     米粉を混ぜたソフトタイプのフランスパンにレバーパテを塗り、ベトナム風なます、キュウリ、鶏ハム、パクチー、ミントを挟んだボリュームたっぷりの一品。思いっきりほお張れば、さまざまな味わいや香りが広がり、なるほどクセになるおいしさだ。

     ベトナムで定番人気のバインミーのレシピは、ベトナム料理の研究家と一緒に完成させたという。ポイントとなるなますは爽やかな酸味にし、ベトナムの調味料、ニョクマムを隠し味に使った。鶏ハムは香草などで下味をつけ、しっとりした食感に仕上げている。

     フランス統治の時代が長かったベトナム。バインミーはそんな歴史背景まで感じさせる、フランスとアジアの香りが融合した味わいといえる。

     ラッツリフさんは同じビル内で英語学校を経営していることもあり、店には英語を話せるスタッフが常駐。「サンドイッチをきっかけに、国際交流の橋渡しができる場所になれば」と、期待を寄せている。

     ディナー営業は完全予約制だが、少人数でも利用でき、飲み物の持ち込みもできる。貸しスペースとしても利用可能だ。

     ここで英会話のレッスン。持ち帰りを意味する「テイクアウト」は、アメリカなど一部でしか通じない。多くの地域では、「テイクアウェイ」が一般的。店名の通り、ここではサンドイッチやドリンクの持ち帰りもOK。

     これからの季節、バインミーを持って、お花見を楽しんでみてはいかが。

     (文・小西由稀 写真・山本顕史)

    【住 所】 札幌市中央区南1西17(仲通り沿い) 白樺ビル1階 (電)011・215・8933

    【営業時間】 午前11時~午後6時(パンがなくなり次第、終了)。日・月・祝日休

    【主なメニュー】 バインミー780円、プロバンスサンド650円、Little Treeサンド(ターキー1090円・チキン890円)、コーヒー450円 ※アルコールを除く飲み物は、サンドイッチとのセットで200円引き

     ※メニュー、価格などは変更されている場合があります。

    2016年04月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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