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    プレーンスコーン ◎紅茶専門店ディコヤ(札幌市中央区)

    ミルクティーと好相性

    • プレーンスコーンとイングリッシュミルクティーが楽しめる「クリームティーセット」
      プレーンスコーンとイングリッシュミルクティーが楽しめる「クリームティーセット」

     かつてイギリスを旅した時、とても美味おいしいと思った菓子が、スコットランド発祥といわれるスコーンだった。生地にベーキングパウダーを混ぜて型に入れ、オーブンで焼いた素朴なもの。ティータイムにしては、重過ぎるほどボリューム感がある。

     イギリスでは、ジャムやクロテッドクリームを添えたスコーンを食べながら紅茶を飲む習慣を「クリームティー」と呼ぶ。そんなスコーンの美味なる店が、札幌市東区から都心部のビル4階へ、今年2月に移転したばかりの紅茶専門店「ディコヤ」である。

     秋田出身の店主・塚本康博さん(43)は、実家が美容室を経営していて、幼い頃から客商売とお茶が大好きだった。それが高じて、脱サラで喫茶店を出すことを決意。函館の紅茶専門店で、紅茶のれ方とスコーンの作り方を徹底的に学ぶ。ようやく開店したのは、まだ札幌市内に紅茶専門店が数えるほどしかない2000年のことだった。

     以来、塚本さんは、体調を崩して休んだ一時期を除き、ほぼ毎日のようにスコーンを作り続けてきた。見かけはシンプルなスコーンだが、味わってみて「これはうまい!」と言えるものに出合うのは意外に難しい。

     が、道産小麦粉を使って作る塚本さんのスコーンは、外側はざっくり感がありながら、中は予想外にしっとりと軟らかい。まさしく英国風で、何よりもうれしいのは、真ん中あたりが上下にぱかっと割れること。塚本さんは、「イギリスでは“狼の口”といわれますが、どうしてそれができるのかは私にも謎なんです」と話す。

     その割れ目に、オリジナルチーズクリームとジャムを塗り、熱々のミルクティーと味わえば、満ち足りた気分に浸れること請け合い。店内で味わうなら、プレーンスコーン2個と、ポットに2杯分のミルクティー(スリランカ産ウバ茶使用)が入った「クリームティーセット」がおススメだ。

     店で使う茶葉は、摘みたてのスリランカ産がメイン。ストレートティーをはじめ、スパイスティーやアイスティーなど、合わせて41種類が楽しめる。テイクアウトの茶葉は14種あり、スコーンは3種そろう。

     開店して間もないので、カフェはまだフロアの空気になじんでいない印象だが、スコーンと紅茶の魅力にひかれて、昔からの常連客が通う。ぜひ一度、お試しあれ!

     (文・和田由美 写真・藤倉孝幸)

    【住 所】 札幌市中央区南2西4、札幌ナナイロビル(旧コスモビル)4階

    (電)011・211・1930

    【営業時間】 午前10時30分~午後7時。無休

    【主なメニュー】 クリームティーセット1150円、プレーンスコーン180円、紅茶のスコーン200円、チョコチップスコーン200円、セイロンストレートティー680円~、ミルクティー745円

    ※メニュー、価格は変更されている場合があります。

    2016年04月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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