文字サイズ

    北海道キッシュ ◎PARK DELI/パークデリ(札幌市中央区)

    厳選素材で焼き上げる

    • 道産そば粉やそばの実を使った「自家製パンチェッタとほうれん草の北海道キッシュ」
      道産そば粉やそばの実を使った「自家製パンチェッタとほうれん草の北海道キッシュ」

     熱い“北海道愛”を感じるお店に出会った。カフェ&デリ「パークデリ」は今年3月、札幌市中央区にオープンしたばかり。北海道の食材を生かした料理をカフェで、あるいはテイクアウトで楽しめるスタイルだ。

     オーナーシェフの田畑修さん(54)がオススメするのは、「北海道キッシュ」。キッシュとはフランスの郷土料理で、卵や生クリーム、具材をタルト生地で焼き上げたものだ。

     「ほぼ道産食材でつくることができ、また季節感を表現しやすい。手軽に食べていただけるのも魅力です」と説明する。

     生地は道産小麦100%のものと、道産そば粉をメインにしたものとがある。いずれもグレープシードオイルを使っているので、ヘルシーで食感は軽やかだ。

     タルト生地に流し込むアパレイユ(混ぜたタネ)には、道産の牛乳に生クリーム、石狩産の“平飼い”の有精卵「イコロラン」を使う。「自家配合のエサで健康的に育った卵なので、臭みがなく、優しい味わい。ほかの食材を引き立てます」と、田畑さん。

     具材は、道産豚の塩漬けを使った「自家製パンチェッタとほうれん草」や、「知床産サーモンとほうれん草」、珍しいところでは期間・数量限定の「北海しま海老と枝豆」など、常時5~6種類を用意している。カフェでは1ピース、あるいはサラダなどが付いたお得なプレートで注文でき、テイクアウトは1ピースでも1ホールでも対応する。

     フードプロデューサーとして商品開発も手がける田畑さんは、東京出身。長く東京でカフェやレストランでの調理や運営にかかわる中、道産食材の品質の高さにひかれ、ほれ込むようになったと話す。何度も通ううちに、道東の食品会社で商品開発を手伝うようになり、ついには札幌に移住を決めたという。

     当初は東京に道産食材を広めたいとの思いがあったが、「北海道で知られていない地元食材が意外に多い」と思うようになり、「料理や食品を通して、そんな食材を紹介、発信する空間を札幌につくりたい」と、一念発起した。

     店内にはパスタソースや山わさびのしょう油漬けなど、オリジナル商品や開発に携わった食品が並んでいる。また、店内のメニューはすべて持ち帰りが可能だ。ちょっと気の利いた手土産を探したい。そんな時にも利用したい一軒である。

     (文・小西由稀 写真・赤塚愛実)

    【住 所】 札幌市中央区南8西9(南向き)トピアコート1階 (電)011・839・1017

    【営業時間】 午前11時30分~午後10時(ラストオーダーは30分前、ランチメニューのラストオーダーは午後3時)。無休

    【主なメニュー】 北海道キッシュ=1ピース480円~/1ホール2500円~(テイクアウトも同額)、キッシュプレート900円、道産小麦のパスタ900円~、デリメニュー(総菜)480円~

     ※メニュー、価格などは変更されている場合があります。

    2016年05月19日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    おすすめ
    朝活