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    ウサギのリピエーノ、初夏の仕立て ◎RISTORANTE ALI‐/(リストランテ アリ)札幌市中央区

    しっとり 緻密な肉質

    • 夏のコース料理の冷たい前菜「ウサギのリピエーノ、初夏の仕立て」。付け合わせの野菜などでイタリア国旗のような彩り
      夏のコース料理の冷たい前菜「ウサギのリピエーノ、初夏の仕立て」。付け合わせの野菜などでイタリア国旗のような彩り

     夏の日差しが似合うイタリア料理店「リストランテ アリ」は、札幌市の藻岩山麓通沿いにある。白を基調にした店内にはオレンジのイスを配し、窓の外には緑がまぶしい。

     イタリアの中でも、アルプス山脈の麓に位置するピエモンテ州の料理に主軸を置いている。かつてイタリアを統一した王家、サボイア家のお膝元だったピエモンテは、食材やワインが豊かな土地柄。

     ワイン好きなら耳にしたことがあるであろうバローロも、ピエモンテが誇る赤ワインの産地だ。また、州都は冬季五輪の開催地にもなったトリノと聞けば、親近感がわくかもしれない。

     「海はありませんが、野の幸、山の幸に恵まれている点は北海道と同じ。ピエモンテの伝統的な料理を紹介しながら、北海道の魅力的な食材も楽しんでほしい」と、オーナーシェフの岡田欣也さん(45)。

     夏のコース料理の前菜には、一年を通して現地で親しまれている食材、ウサギを使う。「ウサギのリピエーノ(詰め物)、初夏の仕立て」は、付け合わせの野菜やカリフラワーのピューレがイタリア国旗のようで、シンプルな中に華やかさがある一品だ。

     気になるウサギは、ハーブや骨のダシと一緒に3時間かけて低温でゆっくり蒸し焼きにしているので、しっとりした食感で楽しめる。味わいにクセはなく、よく鶏肉に例えられるが、肉質はウサギの方がずっと緻密だ。ハーブやケッパー、オリーブなど、香りや酸味、コク、塩分を組み合わせ、複雑な味の層をつくるのも、ピエモンテ料理の特徴である。

     このほか、美瑛町産の野菜、新得町産のジャージー牛などを使った料理も、コースに組み込まれるという。

     サービスを担当する妻の絵美子さんは、ワイン醸造のコンサルタントでもあり、独自に輸入したワインも多い。料理の世界観を広げる1杯を案内してくれる。

     「アリ」はイタリア語で「翼」を意味する言葉。ここで過ごす時間は、初夏のピエモンテへといざなってくれる。

     (文・小西由稀 写真・山本顕史)

    【住 所】 札幌市中央区円山西町7の8の1 (電)011・621・2827

    【営業時間】 午前11時30分~午後1時30分(ラストオーダー)、午後6時~9時(同)。木曜休(月1回不定休)

    【主なメニュー】 ランチ3800円(8品、自家製パン、コーヒー)、ディナー7000円(8品、自家製パン、コーヒー)~

    ※メニュー、価格などは変更されている場合があります。

    2016年07月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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