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    農園いちごパフェ ◎農家の茶屋 自然満喫倶楽部(札幌市清田区)

    甘酸っぱい果肉たっぷり

    • 看板メニューの「農園いちごパフェ」。これでもかと現れるイチゴの量に、思わず笑みがこぼれてしまう
      看板メニューの「農園いちごパフェ」。これでもかと現れるイチゴの量に、思わず笑みがこぼれてしまう

     札幌の羊ヶ丘通から道道341号を滝野方面へ向かい、車を数分走らせると、札幌とは思えないのどかな景色に出合う。そんな田園地帯にぽつんとたたずむのが、フラワーファーム大花園が経営するパフェやジェラートのテイクアウト店「自然満喫倶楽部」だ。

     オーナーの大西智樹さん(42)は、18歳から父を手伝い、農業の道へ。当時は花の栽培が専門だったが、ビジネスの間口を広げようと、イチゴの栽培にも取り組み、11年前にこの店を開いた。

     一番人気の「農園いちごパフェ」に使っているのは、爽やかな酸味が特徴のエランという四季なりイチゴ。生食の場合は糖度の高い品種が主流だが、「パフェで味わうには、甘すぎると飽きてしまう。さまざまな品種をあれこれ試して『これだ!』とひらめきました」と大西さん。

     果肉が軟らかく、日持ちしないので、実はほとんど流通していないそうだが、本来は弱点である軟らかさも、大西さんがエランを選んだ理由の一つだ。

     「スプーンの先で簡単に刺せるので食べやすいうえ、割れた果肉に濃厚なソフトクリームがほどよく染みて、自然に酸味と甘みのバランスが調和するんです」

     「農園いちごパフェ」は、カップの底に少量のソフトクリームが、その上に100グラム(7、8粒)のイチゴとミルクソフトが盛られ、仕上げに自家製のイチゴソースがトッピングされる。

     イチゴにソフトクリームをたっぷり絡めて頬張ると、練乳に似た濃厚でコクのある甘さと、すがすがしい酸味が口の中でひんやり溶け合い、すかさず「もうひと口!」と手が止まらない。

     残り少なくなったら、イチゴをつぶし、シェイクのように混ぜると、イチゴミルクのような味わいになり、これがまた格別なのだ。

     ほろ苦いチョコレート味の「農園ショコラいちごパフェ」や、エランのほか自家栽培の安納芋を使ったジェラートシリーズも人気。11月から3月までは、オリジナルのトマトソースを使った焼きたてのピザが登場し、来春にはビニールハウスを利用した「ピザハウス」もオープン予定だという。

     さて、北海道はこれから夏本番。この夏は、すっきり爽やかな農園パフェを求めて、休日のたびに車を走らせてしまいそうだ。

     (文・葛西麻衣子 写真・藤倉孝幸)

    【住 所】 札幌市清田区有明187 (電)011・883・6886

    【営業時間】 午前10時~午後5時、11月~3月は午前11時~午後4時。月曜休(祝日の場合は営業し、翌日休)

    【主なメニュー】 農園いちごパフェ648円、農園ショコラいちごパフェ756円、農園いちごサンデー378円、ジェラート各種シングル410円、ダブル486円、ソフトクリーム324円~、農園いちご大福270円など

     ※メニュー、価格などは変更されている場合があります。

    2016年08月04日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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